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POSTED
2023年10月25日
UPDATE
2024年3月8日

未経験からは難しい?経理への転職が難しい理由2つと対策5選を徹底解説!

経理職
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ネット記事やX(Twitter)ではよく「未経験から経理に転職は無理」「未経験から経理への転職はかなり苦労する」といった意見もあがっています。
経理職に興味があり、経理に転職しようかと考えている方にとっては不安ですよね。

ほんとうに未経験からの経理転職は難しいのでしょうか?
この記事では、経理職の未経験からの転職の難易度や、成功に近づけるための対策を解説します。

未経験から経理に転職するのが難しいってホント?【2つの理由】

まず最初に述べておくと、経理職への未経験での転職は、残念ながら難しいのは事実です。

なぜ経理職の未経験からの転職は難しいと言われるのでしょうか。主に理由は2つあります。

1. 実務経験が条件となっている場合が多い

経理職の求人では実務経験が必須となっているケースが多くあります。
経理は会計の専門知識が必要であり、企業が即戦力を求めているからです。

経理職をするために必須の資格はありませんが、実際の業務ではとても専門的な知識が必要になります。
また企業が中途で求人を出すときは、長い研修が不要ですぐに仕事を回してくれる人材を求めている場合が多いです。そのため書類選考の段階で未経験者を通さないことがあるのです。

2. 有効求人倍率が低い(選考倍率が高い)

厚生労働省「一般職業紹介状況」によると、2023年3月の経理(会計事務員)の有効求人倍率は0.7です。
全職業平均が1.22ですので、平均よりも低くなっています。
有効求人倍率は低くなるほど求職者側にとって厳しくなります。
※求人倍率=求人数/求職者数
参考:https://www.mhlw.go.jp/content/11602000/001089527.pdf

また、実際の経理職の募集においても選考倍率が高くなりやすいです。

その理由は、経理職の性質にあります。経理などのバックオフィスは営業などと違い人数をできるだけ抑えたい部門です。
そのため大規模に募集することは少なく、空きが出た時に空いた分だけ募集するという形になります。募集枠が大抵1~2人であるため、1つの枠に数人が募集して選考倍率が高くなってしまうのです。

 

未経験からの経理転職はできる!

確かに未経験からの経理転職は難しいと言われています。

しかし、未経験から転職に成功した例はたくさんあります
経理への転職を成功させて、新たなキャリアを切り開きましょう!

未経験が経理への転職を成功させるポイント6つ!

未経験が経理への転職を成功させるポイント6つ

  • 1. 資格を取る
  • 2. 社内異動に挑戦してみる
  • 3. 信頼できるアドバイザーに頼る
  • 4. 求人条件は絞りすぎないようにする
  • 5. 経理こそ志望動機・熱意・コミュニケーション力をアピール
  • 6. 長期戦を覚悟する

1. 資格を取る【必須の資格とおすすめの資格】

簿記3級

簿記3級は必ず取得しましょう。合格率は50%ほどなので、比較的簡単に取得できる資格です。

20代の求職者なら、3級だけでも転職できるケースがあります。3級取得後は、2級の勉強と転職活動を並行して行うのが無難でしょう。

特に20代の時間は貴重です。ポテンシャルを見越して採用してもらえる場合がありますので、できるだけ早く転職活動を始めるのがポイントです。

簿記2級

簿記2級はできるだけ取得したい資格です。
経理の転職市場では保有者が多く、2級を持っていないと書類審査が通らないことがあります。

特にアピールポイントがない未経験者はぜひ持っておきたいところです。
とはいえ3級と比べて難易度が高く勉強時間もかかってしまうので計画的に準備していくことが大切です。

特に30代の求職者は2級の取得はほぼ必須といってもいいでしょう。ぜひ取得したいところです。

また、30代以降は前職と同じ業界だと有利になる場合があります。経理の仕事でも業界ごとに仕様が異なるため、前職までの経験が活きるからです。ぜひアピールしましょう。

MOS

MOSはマイクロソフトオフィススペシャリストの略称です。
WordやExcellといったMicrosoftソフトを一定以上使える証明になります。

経理で重要なのはExcellなので、科目単独でExcell科目を受けるのがよいでしょう。

採用担当者は、求職者がPCや計算、ITに苦手がないかをチェックしています。

必ずしも資格は必要はありません。

前職でExcellや計算ソフトを使用した経験を面接で語れるなら問題はありません。
ただし資格があるとわかりやすく証明することができます。

TOEIC

TOEICなどの英語スキルは経理の転職に必須ではありません。

英語が必要になるのは海外企業と取引をする企業の場合で、英語スキルが求人の必要条件になることがあります。

特に20代で長期的にキャリアップを狙いたい人は、貴重な業務経験を積める企業への転職が大切になってきます。大企業は海外取引が多いため、そのような企業を狙いたい人は計画的に勉強していきましょう。

  

2. 社内異動に挑戦してみる

もし現職から社内異動ができる場合はぜひ利用したいところです。

他企業への転職よりもハードルが低くなりやすいからです。

まずは人事の方に相談してみましょう。
その場合は、簿記を取得してから声をかけるのがおすすめです。
少なくとも3級は取得して、余裕があれば2級を取りましょう。

2級を勉強中であっても、その旨を伝えることで評価がプラスになることがあります。

  

3. 信頼できるアドバイザーに頼る

転職エージェントの利用を考えましょう。転職エージェントは無料で利用することができ

キャリア相談、職務履歴書の添削、模擬面接、求人紹介、条件交渉まで様々なことをサポートしてくれます。

転職エージェントのサービス

  • 業界情報収集
  • 専門家視点のキャリアアドバイス
  • 求人探し
  • 書類作成
  • 日程調整
  • 面接対策
  • 労働通知書
  • 内定承諾

「今、自分が何をやったらいいかわからない」と悩んでいる方はぜひ利用しましょう。

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4. 求人条件は絞りすぎないようにする

求人選びは絶対条件と希望条件を分けることが大切です。

特に未経験の方は選択肢の幅が狭くなるため、絞りすぎないようにしましょう。

一般的な経理転職の求人選びのポイントは以下の記事にまとめましたので、ぜひご覧ください。

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未経験者はとにかく経験者になることが大切です。
求人を絞りすぎず幅広く見ていきましょう。

一方で、それでも転職が難しいことがあります。

そのような時は、事業会社の正社員以外の選択肢も視野に入れましょう。

主な選択肢は、会計事務所です。
会計事務所は経理の経験がなくても選考が通るこが多く、まずは会計事務所で経験を積んでから数年後に事業会社の経理職に転職する方法です。
例えば、簿記2級の取得がまだだがすぐに転職したいという人は、会計事務所で働きながら資格勉強をするという方法もあります。

選べるなら経験を積める方を選ぶ

もし複数の企業から選べるのであれば、年収だけでなく経験できる業務にも注目しましょう。

たとえ年収が少し低かったとしても、単体決算、さらに連結決算ができる職場は貴重です。
その後の転職市場での市場価値にも影響するので、特に20代で長期的なキャリアアップを望んでいる人におすすめです。

  

5. 経理こそ志望動機・熱意・コミュニケーション力をアピール

「バックオフィスは志望動機は重視されない」と思われがちですが、だからこそ熱意を見せることで差別化できることがあります。

面接では、「なぜ経理なのか」「なぜこの企業なのか」といったことも答えられるように準備をしましょう。

経理は自分だけの単調作業と思われがちですが、他部署や他企業とのやり取りもあり円滑なコミュニケーションが求められます。

経理職に就きたい人はどちらかというと内向的な性格の方が多いため、逆にアピールできると差別化につながります。
前職の経験も交えながら、コミュニケーションに問題がないことをアピールしましょう。

書類づくり・面接対策で迷ったら、転職エージェントがおすすめです!

  

6. 長期戦を覚悟する

ここまで対策を述べてきましたが、未経験から経理に転職するのはやはり難しい場合があります。

そのため転職活動に時間がかかってしまうこともあるかと思います。
転職活動は大変ですが、諦めないことが大切です。長期戦も覚悟しましょう。

転職活動をしていく中で、「何が悪いのかわからない」「どんな求人に応募すればよいのかわからない」となることもあるかと思います。
そんな時は転職エージェントに頼りましょう。今、自分がすべきことを客観的視点からアドバイスしてもらえます。

  

経理職はいいことがたくさん。転職活動を乗り切ろう。

経理職には良いところがたくさんあります!

特に前職が合わなかった人には天国のように感じることもあるみたいですね。

経理で活躍する未来の自分を想像して、大変な転職活動を乗り越えましょう!

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