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「コンサルやめとけ」って本当?将来性やリアルな働き方、AIによる影響などを徹底解説!

コンサル 業界知識

「コンサルはやめとけ」「コンサルの将来性は怪しい」など近年コンサルに対して、マイナスな言葉を聞く機会が多くなって来たと思います。

本記事では、コンサル業界はやめとけと言われる理由を紹介するとともに、リアルな働き方将来性コンサル業界へ転職するメリットなどを紹介します。

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「コンサルやめとけ」と言われる4つの理由

なぜ「コンサルやめとけ」と言われることが多いのでしょうか。主な理由は以下の点が挙げられます。

成果主義が徹底しているから

コンサルティングファームは、他の業界と比較しても成果主義が徹底していることで知られています。プロジェクトごとに明確なゴールが設定され、その達成度合いが評価に直結します。
この成果主義により労働時間が長くなる・プレッシャーが常にかかるという印象につながり、やめとけと言われています。

しかし一方で、成果を守る過程でタスク処理能力や思考力といった基礎的なスキルの向上につながる可能性があります。また最近ではAIをうまく活用することで、労働時間を短くすることやクリティカルな施策の実行をし、以前と比較して成果を出しやすい時代になったとも言えます。

コンサルの希少価値が減少していると言われているから

現在では、コンサルの採用の拡大やAI・DXの浸透によって希少価値が下がっていると言われています。

特にデータ分析や業務改善といった分野は、事業会社内でも強化されており、コンサルならではのスキルとして差別化しにくくなっています。そのため「コンサルに入れば将来安泰」という考えは危険であり、転職後のキャリア設計を慎重に描く必要があるのです。

AIにコンサルの業務はとられる?!その真相をチェック!

理想と現実に差を感じやすいから

「戦略立案や経営改善に携われる」といった華やかなイメージを持ってコンサル転職を目指す人は多いですが、実際には地道な資料作成や膨大なリサーチ業務が中心となることも珍しくありません

特に若手のうちは、深夜までパワーポイント資料を作り込む作業をする場合も多く、「高年収・スマートな働き方」という理想と、現実の泥臭い業務内容とのギャップに苦しむケースが目立ちます。

これらは、転職の前に「自分は何を求めてコンサルへ転職するのか」といった転職の軸をはっきりさせておくことで防ぐことが可能です。今一度転職の軸を見つめなおしてみましょう。

競争環境に常にさらされることによるプレッシャー

コンサル業界は優秀な人材に囲まれる環境である上、成果を一定以上求められるため常に激しい競争にさらされる職場です。

この競争は自己成長につながる反面、プレッシャーから心身を消耗するリスクも伴います。このような精神的な側面もやめとけといわれる理由の一つです。「成長したい」という前向きな気持ちが強い人には向いていますが、安定志向の人にとっては過酷な環境になりがちです。

コンサルは本当にやめておくべき?コンサルに将来性はあるのか?

コンサルを目指す前に知っておきたいリアルな働き方

コンサルは激務だからやめとけという声を耳にする機会も多いと思います。そんなコンサル業界のリアルな働き方についてここではご紹介します。

今回紹介するリアルな働き方

・コンサルの残業時間
・コンサルタントの1日のスケジュール例

コンサルのリアルな残業時間

コンサル業界は、残業時間が多いことで知られていますが、実際に多いようです。

リクルートエージェントの調査によると、コンサル業界の平均残業時間は18.3時間で残業が多い業界2位となっています。また、職種別ではビジネスコンサルタントが1位で平均21.2時間でした。

これらはあくまで平均であるため、勤める企業・アサインされるプロジェクトによって大きく変動することが予想されます。

一方で近年では、多くの企業が働き方改革を推進していることも事実です。例えば、PwCグループではリモートワークとオフィスワークを組み合わせたハイブリッドワークによる柔軟な働き方の実現を目指しています。また、BCGでは「Teaming, and Open Communication (PTO)制度」の導入により、予測可能で計画的な休暇の取得の推進も進めています。

参考までに、企業ごとの平均残業時間をまとめておきます。

主なコンサルファームの残業時間

会社名残業時間[時間]
BCG68.3
マッキンゼー76.5
ベイン71.3
DTC52.1
PwC41.8
KPMG40.8
EYSC45.0
アクセンチュア29.9
ベイカレント31.1
参照:Openwork(2025.9.26)

コンサルタントの1日のスケジュール例

ここでは、PwCで紹介されているコンサルタントの1日のスケジュール例をご紹介します。

大きく分けて、以下の3つの状況について紹介します。

オフィスで働く場合

〇 9:15 出社
オフィスは、フリーアドレスのオフィスで気分に合わせて座席・フロアが変えられます。

〇 10:00 ミーティング

〇 12:00 お昼休憩
出社している同期やプロジェクトの先輩方とランチに向かいます。社員食堂も完備。

〇 13:00 面談
週に1回、上司との1on1面談があります。
PwCには一人一人にキャリアコーチがつく「コーチング制度」があり、自分の今後のキャリアや働いている中での悩みなどを、上司に相談できます。

〇 14:00 ミーティング

〇 18:00 翌日のスケジュールを確認後帰宅

リモートで働く場合

〇 8:45 出勤
各プロジェクトをどの時間帯にやるのかを自分で計画を立てていきます。コアなしフレックスタイム制で7:00~22:00までで各自就業時間を設定できます。

〇 9:00 ミーティングおよび作業

〇 11:00 プロジェクトの相談
担当するプロジェクトの作業について分からないことがあったため、先輩に相談する時間を設けてもらいました。
相談をするとすぐにミーティングをセットしてくれたり、チャットでも詳細に対応してくれたりと、質問しやすい環境が整っています。

〇 12:00 お昼休憩

〇 13:00 ミーティングおよび作業

〇 19:00 残った作業を片付け業務終了

家庭と両立して働く場合

〇 7:00 起床

〇 8:45 子供の送迎

〇 9:30 始業
・メールチェック
・チームミーティング

〇 11:00 ミーティング

〇 15:00 時短勤務を利用して終業
PwCでは、FWA制度を設けています。FWA制度とは、時短勤務を実現するための制度で、通常1日7時間勤務(1時間の休憩を除く)ですが、5時間勤務とすることも可能です。(資格の取得などのための取得も可能)

〇 17:00 残業/子どもの送迎
残業がある際は、作業を行います。
基本的には子どもを保育園に迎えに行く時間にしています。

〇 22:00 仕事の整理
1日の頭の整理や翌日の仕事の準備など、子どもの就寝後に自身の時間を設けるようにしています。

参照:PwC「ワークスタイル・ライフサポート」

コンサルに転職するメリットとは?

コンサルへの転職には、マイナスなイメージがついてしまっている反面、良い点もあります。
ここでは、コンサルへ転職する価値はどんなものがあるのかを紹介します。

コンサルに転職するメリット

・他業界と比較して年収が非常に高い
・圧倒的成長環境

他業界と比較して年収が非常に高い

コンサル業界の年収水準は他業界と比べて非常に高く、コンサル業界全体の平均年収は804万円となっています。日本の給与所得者の平均給与が460万円*1であるのに対し、コンサル業界の年収は約1.7倍に達しています。

特に外資系・戦略コンサルはトップ水準で、マッキンゼーやBCGの平均年収は約1,500万円に上ります。これらの会社以外でも、入社直後から600万円以上、プロジェクトマネージャークラスでは1,500万円を超えることも珍しくありません。

こうしたデータからも、コンサル業界は国内でもトップクラスの高年収キャリアを実現できる業界だといえるでしょう。

圧倒的成長環境

コンサル業界は競争環境や成果主義によるプレッシャーが大きい一方で、ビジネスマンとして圧倒的に成長できる環境です。その理由は、幅広い業務をこなしながら高い成果を求められるため、自然と汎用性の高いスキルが身につくからです。

コンサルタントの仕事は、業界や市場の分析、戦略立案に加え、プレゼン資料や報告書の作成、プロジェクトの進捗管理、さらにはクライアント先での実務支援まで多岐にわたります。

こうした経験を通じて、ロジカルシンキング、資料作成力、タスク管理力、定量分析力といったスキルが磨かれます。結果として、コンサルで培ったスキルはどの業界でも通用し、自身の市場価値を飛躍的に高めることができるのです。

コンサル業界の転職で活用したいエージェント3選

エージェント名
特徴
詳細
  • 支援実績の7割がコンサル業界未経験者
  • アクセンチュアやデロイトなどの200社以上のファームとの強固なコネクション
  • 大手コンサルファームの支援実績No.1
  • 大手コンサルファーム在籍者の4人に1人が登録している
  • 平均支援期間3年の長期的なキャリア支援
  • コンサル業界における全てのキャリアパスを熟知
  • ハイクラス・ミドルクラスに特化していて、7年連続高い満足度を示す実績あり
  • 求人先の社風採用方針といった細かい情報まで聞いた上で応募できる
  • コンサル業界に精通したアドバイザーが在籍

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コンサル業界の将来性はある?|AIによる影響はあるのか

コンサル業界は、衰退していくなどの声も聞く機会があると思います。しかし結論から申し上げますと、コンサル業界はまだまだ将来性のある業界であると考えます。

理由として、マイナスな側面以上にプラスな側面も大きいからです。コンサル業界の将来性に対して、現状考えられるプラスの側面とマイナスの側面を以下にいくつかまとめます。

プラスの側面

・DX・AI推進に伴うコンサルタント需要の増加
・SDGsやESG経営への対応に伴うコンサルタント需要の増加
・グローバル化推進のためのコンサルタント需要の増加

マイナスの側面

・AIにより一部業務が代替されるのでは?という不安
・働き方改革による成長機会の損失
・大手企業では社内コンサルを設ける可能性がある

上記に挙げたものは主なもののみですが、プラスの側面を見るとコンサルティングという業務事態にはまだまだ需要があることが見て取れると思います。

マイナスな側面に目を向けて見ても、AIによる業務の代替はむしろ業務の効率化につながります。また、成長機会の損失は社内で若手育成環境の充実化を図ることで対策も可能であると考えます。

したがって、コンサル業界の将来性について、現状ではプラスの側面の方が大きいと考えられるため、将来性はあると言えます。

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AIに代替されやすい業務・代替が難しい業務

マイナスな側面として「AIにより一部業務が代替される」ことを挙げました。しかし、AIに完全にとって変わられることは考えにくいです。ですが、一部業務がAIによって代替されることもまた事実です。

ここでは、具体的にどんなものが代替されやすいのか、どんなものが代替されにくいのかについて紹介します。これらを知ることは今後のコンサル業界で求められるスキルを推測することにつながります。

それぞれ主なものとして以下のようなものがあります。

AIに代替されやすい業務

・リサーチ・情報収集業務
・データ分析
・資料作成
・プロジェクト管理フローの一部

AIに代替されにくい業務

・戦略立案
・意思決定
・課題の本質の整理
・プロジェクトのリソース管理

AIに代替されやすい業務は、リサーチや情報収集といったインターネット上で実行できる・文章や画像などの資料の作成といった業務が中心です。

一方で、戦略立案や意思決定など人間の意思や感情を必要とする業務は、現時点ではAIが代わりに行うことは難しいと考えます。

これらの情報から、今後はAIができる業務は積極的にAIに任せ、人間が必要となる業務で存在感を発揮することが重要であることが示唆されます。

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コンサル業界は転職する価値がまだまだある!

「コンサル業界はやめとけ」「将来性はあるのか」といったトピックを紹介しました。本記事でも紹介したように、コンサル業界はまだまだ転職する価値が高い業界です。

一方で中途採用の場合、自らがコンサル業界で活躍できることを適切にアピールする必要があり、その分難易度が跳ね上がります。

そこでおすすめなのが転職エージェントの活用です。転職エージェントは、あなたのスキル・経験を適切にアピールするための手助け、ケース面接などの特殊な選考の対策を行ってくれます。また、非公開求人など通常ではアプローチできない求人の紹介も受けることができます。

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  • 支援実績の7割がコンサル業界未経験者
  • アクセンチュアやデロイトなどの200社以上のファームとの強固なコネクション
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  • 大手コンサルファーム在籍者の4人に1人が登録している
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