【厳選】特許事務・知財事務の転職エージェントおすすめ5選!エージェントを使った転職のポイントも解説!
特許事務とは、特許に関する事務全般を担う業務を行っている人を指します。新しい発明・開発が生まれる限り特許は無くならないため、将来性がある点は魅力の一つです。
本記事では、特許事務の転職におすすめの転職エージェントを6つ厳選してご紹介します。自分に合った転職エージェントを選んで、ぜひ利用してみてください。
今回ご紹介する転職エージェントは全て無料でご利用できます。
この記事はPRを含みます
目次
特許事務への転職におすすめのエージェント一覧
今回ご紹介する転職エージェントの一覧です。
次の章から、各エージェントの詳細をご紹介します。
特許事務への転職におすすめのエージェント5選
- 知財業界専門のアドバイザーが必ず担当になる
- LINEでも気軽に相談が可能で、気になる求人先の雰囲気や評判など細かく聞ける
- 転職情報メディア「リーガルジョブマガジン」もあり、圧倒的な情報量
特許事務の転職におすすめの転職エージェント5つ厳選!各エージェントの特徴を解説
今回は知財業界専門型の転職エージェントに加えて、特許事務への転職を考える方におすすめの総合型エージェントもご紹介します。
特許事務の転職を考える方には、必ず知財業界専門の転職エージェントの利用をおすすめします。
特許事務も含めて知財業界は専門性が高くニッチな業界です。そのため、専門性を持ったエージェントでなければ的を射た転職サポートができません。知財業界を専門とするエージェントは知財業界の動向や各職場の事情について詳しく情報を入手しています。
また、そういったエージェントは求人先との信頼関係を築いているため、質のいい求人が多い傾向です。
リーガルジョブボード(LEGAL JOB BOARD)
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知財業界の掲載求人数 | 726件(2024.11時点) |
非公開求人数 | 非公開 |
料金 | 無料 |
対応地域 | 全国 |
サービス内容 | ヒアリング・求人紹介 給与交渉や面接スケジュール管理 履歴書・職務経歴書の添削 面接対策 ダイレクトリクルーティング 転職情報メディア「リーガルジョブマガジン」 LINEで気軽に相談可能 |
運営会社 | 株式会社WILLCO |
公式サイト | https://legal-job-board.com/ |
リーガルジョブボードのおすすめポイント
- 知財業界専門のアドバイザーが担当
- 気になる特許事務所の職場の雰囲気や評判など細かく聞ける
- LINEでも気軽に相談ができ、丁寧に転職活動が進められる
- ダイレクトリクルーティング(※)とエージェントサービスの併用が可能
リーガルジョブボードは、特許事務を含めた知財業界に特化した転職エージェントです。必ず特許事務を専門とした転職エージェントが担当となります。したがって、担当アドバイザーは知財に関する知識を網羅している状態のため、専門的な話まで相談できます。
エージェントが求人先に直接訪問もしくは電話訪問して「職場の雰囲気」「代表や所員の人柄」「新人教育のやり方」など細かくヒアリングしているため、求人票には載っていない裏側の情報まで聞くことができ、安心して転職活動が進められます。
転職者が希望するスピード感にもこだわっていて、最短では「当日中」に内定が出た実績を持っています。ダイレクトリクルーティングを導入している点から、早く内定がほしい方にもおすすめの転職エージェントです。
また、リーガルジョブボードはLINEでいつでも気軽に相談が可能です。自分のキャリアについて相談するところから丁寧に転職活動を進められます。
知財業界の経験の有無問わずに、特許事務への転職を考えている全ての人におすすめの転職エージェントです。
メディアであるリーガルジョブマガジンでは、特許事務のキャリアや仕事内容など徹底解説されていて、情報収集として使いやすいです。有益な情報が詰まっているため、ぜひご覧ください。
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知財お仕事ナビ
タップで詳細を見る
知財業界の掲載求人数 | 718件(2024.11時点) |
非公開求人数 | 非公開 |
料金 | 無料 |
対応地域 | 全国 |
サービス内容 | ヒアリング・求人紹介 給与交渉や面接スケジュール管理 履歴書・職務経歴書の添削 面接対策 入社後のカウンセリングやキャリア支援 知財塾ゼミとの連携 |
運営会社 | 株式会社知財塾 |
公式サイト | https://agent.chizaijuku.com/ |
知財お仕事ナビのおすすめポイント
- 知財業界の情報収集として使いやすい
- 知財塾ゼミとの連携でスキルアップが可能
- 知財の専門エージェントが在籍
知財お仕事ナビは、実際の知財業務を学ぶことができる「株式会社知財塾」が運営している転職エージェントサイトです。
サイト内の転職成功事例やお役立ち情報が見やすく、知財業界の仕事や転職事情について分かりやすい点が特徴です。
それに加え、知財お仕事ナビを利用して転職が成功された方は、知財塾のリアルタイムゼミ受講・または自主演習コースを無料で受講できます。演習・実践形式を中心として、知財実務スキルを向上させる内容です。
情報収集したい方や早く知財実務の勉強を始めたい方にはおすすめの転職エージェントです。
知財お仕事ナビは、若手知財実務家や業界未経験の研究開発者をメインの対象とした知財業界専門の転職サイトで、特許事務の掲載求人数は13件と他のエージェントと比べて少なめです。
MS Agent
タップで詳細を見る
知財業界の掲載求人数 | 679件(2024.11時点) |
非公開求人数 | 非公開 |
料金 | 無料 |
対応地域 | 全国 |
サービス内容 | ヒアリング・求人紹介 履歴書・職務経歴書の添削 面接対策 給与交渉や面接スケジュール管理 セミナーや相談会 |
運営会社 | 株式会社MS-Japan |
公式サイト | https://www.jmsc.co.jp/ |
MS Agentのおすすめポイント
- 30年以上の実績と転職ノウハウがある
- 一般企業への紹介が得意
- 知財業界以外の事務職も紹介可能
MS Agentは、知財業界を含めて経理・人事・法務・会計士・税理士・弁護士などの管理部門・詩行に特化している転職エージェントです。
1995年から人材紹介事業を始めているため、30年以上の実績とノウハウを持っています。
扱っている各職種ごとに専門のアドバイザーが在籍しているため、キャリアプランの相談や専門的なアドバイスを聞いた上で、転職活動を進められます。
90%以上が非公開求人となっているため、登録することで出会える求人が多くあります。
また、大手企業や上場企業の扱いが多い点も特徴です。
一般企業への紹介を得意としているため、企業知財部への転職を希望している方にもおすすめです。
次に特許事務への転職を考えている方におすすめの総合型転職エージェントをご紹介します。
総合型エージェントとは業界を横断して幅広く求人を保有しているエージェントを指します。求人数の多さや知財業界以外も幅広く見られる点がメリットです。
リクルートエージェント(RECRUIT AGENT)
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特許事務の掲載求人数 | 228件(2023.9時点) |
非公開求人数(知財業界以外も含む) | 約320,000件(2023.9時点) |
料金 | 無料 |
対応地域 | 全国 |
サービス内容 | ヒアリング・求人紹介 履歴書・職務経歴書の添削 独自に分析した企業情報の提供 面接対策 転職支援専用システム 「Personal Desktop」 |
運営会社 | 株式会社リクルート |
公式サイト | https://www.r-agent.com/ |
リクルートエージェントのおすすめポイント
- 圧倒的な求人数を持っている
- 地方や未経験者向けの求人も取り扱っている
- 平日の夜や土日でも柔軟に面談調整
リクルートエージェントは業界最大手として、No.1の転職支援実績と桁違いの求人数を持っています。特許事務の求人数だけで見ても特化型エージェントを超えています。求人の幅も広く、地方やリモートワーク対応など希望に合った求人が見つかる可能性が高いです。
リクルートエージェントの転職支援サービスを受けられるのは、基本的に3ヵ月という期間が定められているため、転職時期を3ヶ月以上先に考えている人は注意が必要です。
リクルートエージェントを利用する方は特化型エージェントと併用し、業界専門のアドバイザーに的確なアドバイスを聞きながら、求人を見つける形をおすすめします。
総合型エージェントの中ではおすすめNo1のため、是非利用してみてください。
doda
タップで詳細を見る
特許事務の掲載求人数 | 46件(2023.9時点) |
非公開求人数 | 非公開 |
料金 | 無料 |
対応地域 | 全国 |
サービス内容 | ヒアリング・求人紹介 応募書類作成ツール 面接対策 スカウト機能 年収診断 キャリアタイプ診断 |
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
公式サイト | https://doda.jp/ |
dodaのおすすめポイント
- 求人数が豊富
- 自分に合わせて転職スタイルの使い分け可能
- 転職ツールやセミナーが充実している
dodaでは、以下の3つの転職活動スタイルを用意していて、自分の状況に合わせて使い分けられます。
2. 企業から直接スカウトが来る
3. エージェントに相談しながら、求人を紹介してもらう
あなたに向いている働き方が分かる「キャリアタイプ診断」や自分の強みを知る「自己PR発掘診断」など転職ツールが豊富なため、転職が初めての方はぜひ使ってみてください。
未経験者で応募できる求人も多い点、転職ツールやセミナーが豊富な点から、知財業界が未経験の人や転職が初めての人におすすめのエージェントです。
実際に転職エージェントにある求人をご紹介
実際に転職エージェントにある求人をいくつかご紹介します。ここでは、リーガルジョブボードを参考にしています。
年収:400万円 〜 500万円
<特徴>
・海外クライアントからの依頼が多く、英語力を活かせる
・日本を含む世界各国の知的財産法に触れるので、高い専門性を身に付けることができる
・個人の意思が尊重され、時短勤務や半日休暇制度などがあることから離職率が低い
<業務内容>
・内外特許事務全般
<応募資格>
・特許事務経験(内外だと尚良い)
・英語が得意な方(業務は読み書き主体)
年収:400万円 〜 450万円
<業務内容>
・外国特許事務業務
・英文レターの作成
・経理業務
・弁理士秘書業務
・各種事務業務
<応募に必須条件>
・大学卒以上
・特許事務(国内・内外・外内のうち何かしら)の実務経験が1年以上ある方
<歓迎条件>
・外国特許事務業務のご経験者
・TOEIC700点以上の方
・法律、語学について勉強していく意欲がある方
年収:300万円 〜 500万円
<特徴>
・2015年に開設された知財事務所からスタート
・ITやAIを積極的に活用しながら、クライアントに寄り添った最良のサービスを適切な金額でご提供している
<業務内容>
▽外国事務
・内外の商標事務
※海外代理人への出願指示、必要書類の準備、現地への指示 等
・内外特許・意匠事務のサポート
※年金管理のサポート等
・事務作業自動化のサポート 他
<応募資格>
・英語を使った業務経験がある方
・コミュニケーションを大切にできる方
・知財に興味をお持ちの方
他にもリーガルジョブボードにある求人を見たい方は以下のリンクからご覧ください。
特許事務の転職で失敗しないためには
特許事務の転職で後悔してしまうありがちな失敗例として以下のようなものがあります。
- 聞いていた給料や待遇と異なる
- 職場の人と合わない
- 実際の業務内容が思っていたものと異なる
これらの失敗は、全て転職先についてよく知らずに転職してしまうことによるミスマッチが原因です。
つまり、満足いく転職をするためには転職先の企業について知ることが非常に重要となります。
そこで転職エージェントがおすすめです。
給料や待遇、人間関係を企業の担当者に直接聞くのはハードルが高いという方もいらっしゃると思います。
しかし、エージェントを介してなら「年収・残業・昇給・有給取得率」など聞きにくいことまで企業について詳しく知ることができ、よく知った上で転職先の検討ができます。
転職エージェントと転職サイトの違い
次に、転職エージェントと転職サイトの違いを説明します。
下の転職エージェントと転職サイトの比較表をご覧ください。
エージェント | サイト | |
---|---|---|
マッチする求人との出会いやすさ | ◎ アドバイザーが希望を加味した求人を提案してくれるため効率が良い | △ 自分で探す手間がある |
求人数 | ○ 転職サイトより少ない傾向だが、非公開求人や独占求人がある | ◎ エージェントより多い傾向 |
転職のペース | ○ エージェントにより異なる | ◎ 自分のペースで転職活動が可能 |
担当アドバイザー | ◎ あり | △ なし |
書類添削や面接対策 | ◎ あり | △ なし |
日程調整・条件交渉 | ○ アドバイザーに代行してもらえる | △ なし |
料金 | 無料 | 無料 |
転職エージェントの最大の特徴は、あなたに合った求人を紹介してくれる点です。あなたの希望と採用側の採用条件が合っているのかを第三者として判断してくれるため、適切な求人に効率的に応募できます。
一方、転職サイトは多くの求人情報を提供し、多くの選択肢から自分で選択して進めることができます。
転職エージェントと比べるとサポートは少なく自分でやることが多いですが、自分のペースで自走することが可能です。
どちらの方法で転職活動を進めるかは、自分の希望する転職スタイルに合わせて選びましょう。
事務職の仕事を探すときに転職サイトを使う方も多いですが、特許事務の転職では、専門性が重要なため転職エージェントの利用をおすすめしています。
転職エージェントを利用するメリット・デメリット
ここでは、特許事務への転職にエージェントを使った時のメリット・デメリットをご紹介します。
自分に合っていると思った方はぜひ利用してみてください。
転職エージェントのメリット
転職エージェントのメリット一覧
- 求人票では分からない詳細な情報を入手できる
- マッチングサポートと非公開求人の紹介
- 充実した書類添削・面接対策
- 転職活動の負担を減らせる
1. 求人票では分からない詳細な情報を入手
求人票だけでは職場の雰囲気や研修内容、リモートワークの割合など働き方に関するリアルな情報が全ては分かりません。
転職エージェントは求人先の情報を細かく入手しているため、家庭とのワークライフバランスや職場の雰囲気など気になることはなんでも聞いておくことができ、転職後のミスマッチを防ぐことができます。
2. マッチングのサポートと非公開求人の紹介
エージェントは個人のスキルや希望に合った求人を探し、企業との適切なマッチングをサポートしてくれます。
あなたの希望と採用側の採用条件が合っているのかを第三者として判断してくれるため、適切な求人に効率的に応募できます。
さらに、一般には公開されていない非公開求人情報に出会えます。
競争が少ないこともあり、より良いポジションを見つけられる可能性が高くなります。
特に知財業界は企業側の都合で非公開になることが多いです。競合に人材不足がばれてしまったり、会社の信頼性に関係することもあるからです。
転職エージェントを利用することで出会える求人が多くなり、自分の選択肢を広げられます。
3. 充実した書類添削・面接対策
転職エージェントを利用すると、書類添削や模擬面接といった選考対策のサポートを受けられます。
エージェントは多くの転職支援をしてきた経験から、選考対策のノウハウを持っています。
「どのような質問をされるのか」「自身の経験を最大限にアピールするにはどう伝えればよいか」など経験に基づいたアドバイスをもらえるので、効率的にしっかりと対策をすることができます。
さらに業界特化型のエージェントであれば、専門性の高い知財業界に対して特許事務に必要な専門知識、資格取得、スキルの向上などキャリアに関するアドバイスを受けることができます。
4. 転職活動の負担を減らせる
転職エージェントを利用することで、あなたの転職活動の負担を減らせます。まず、エージェントが気になる情報を教えてくれるため、情報収集する時間を削減できます。
さらに、日程調整や給与交渉など細かいサポートも魅力的です。
日程調整
転職活動は複数の企業と面接を行うので日程調整が煩雑になってしまいます。転職エージェントはあなたの代わりにあなたと企業担当者のスケジュールを調整してくれます。
仕事をしながらの転職活動は忙しいですが、このような日程調整をしてもらえると負担を減らすことができます。
給与交渉や条件確認
給料や待遇を企業の担当者に直接聞いたり交渉したりするのはハードルが高いでしょう。
「待遇ばかり気にしている人だと思われたくない」
という方もいます。しかし、エージェントを介してなら給料や待遇を細かく知れます。さらに、給料や待遇の交渉をエージェントに代行してもらえることもあります。
転職エージェントのデメリット
転職エージェントのデメリット一覧
- エージェントと相性が合わないことがある
- 自分のペースで進められないことがある
1. エージェントと相性が合わないことがある
転職エージェントは様々な会社が存在し、エージェントによって得意分野が異なります。
また、同じエージェントサイトでもアドバイザーの経験値は幅広く、新人アドバイザーが担当につくことも考えられます。
特許事務の転職には、本記事で紹介したような特許事務に強い転職エージェントを利用しましょう。さらに担当アドバイザーとの相性が悪いと感じたら、我慢せずに問い合わせることで担当を変更できます。
2. 自分のペースで進められないことがある
転職エージェントを使うということは、アドバイザーとの連絡が必須となり、完全に自分のペースで転職活動することが難しいこともあります。
さらに、エージェントがあなたの適性から、希望と異なる求人も紹介される可能性があります。
そのため、「自分のペースで進めたい」「自分で全て選びたい」という方は、リーガルジョブボードやdodaのように、直接応募も可能な転職エージェントサービスがおすすめです。
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転職エージェントを使う流れ
今回ご紹介した転職エージェントを使った転職の流れは、主に以下の通りです。
1. 会員登録
名前や職歴等の必要事項を入力し、会員登録を行います。
2. エージェントから連絡
登録後、転職エージェントの担当者から連絡があります。
3. アドバイザーとの面談
担当アドバイザーとの面談が行われます。この段階で、あなたの過去の経歴や長所・短所、希望する職種や企業などについてエージェントに伝えましょう。
4. 求人紹介
面談の内容に基づき、エージェントがあなたに合った求人を紹介してくれます。一般に公開されている求人のほかにも、非公開求人を紹介してくれる場合もあります。
5. 各種対策
希望する求人先に内定をもらえるように書類や面接の対策をします。転職エージェントは、求人先のニーズを理解した上で、履歴書や職務経歴書の添削や面接対策など転職に関連するさまざまな支援をしてくれます。
6. 求人応募
紹介された求人情報に応募する場合、エージェントを通して求人に応募します。
エージェントを介さずに直接応募できる場合もあります。
7. 面接
求人先との面接が設定されます。
面接の手配やスケジュール管理はエージェントが代行してくれるケースが多いです。
8. 内定
内定が出た場合、エージェントが給与の交渉や条件の調整、現職の退社のサポートをしてくれます。
転職エージェントの活用法3選
ここでは、理想の転職を実現するための転職エージェントの活用法を3つ紹介します。
転職エージェントの活用法
- 転職だけにとらわれない「キャリア相談」のパートナーとして気軽に使う
- 複数のエージェントに登録する
- 希望条件を整理する
転職だけにとらわれない「キャリア相談」のパートナーとして気軽に使う
転職エージェントは、「転職するという覚悟が決まっていないと利用してはいけない」ということはありません。
転職エージェントは求人の紹介だけでなく、あなたの経歴や実績から、あなたの市場価値を分析してくれたり、今後のキャリアプランを一緒に考えてくれます。
転職するかどうか迷っている方でも、理想のキャリアプランについて無料で相談できる場として気軽に転職エージェントを活用するのがおすすめです。
複数のエージェントに登録する
転職エージェントやサイトは2~3つ登録しておくのがおすすめです。
エージェントが独自の非公開求人を保有している場合があるので、複数登録しておくことでより多くの求人に出会える可能性が高まります。また、複数の情報源を確保することでより客観的に情報の精査をすることができ、誤った情報に流されるリスクを減らすことができます。
3. 希望条件を整理する
あなたが転職にどんな条件を求めるのかを整理しておくことでエージェントとの会話がスムーズになり、効率よく転職活動を進められます。主に以下の項目を整理しておくといいでしょう。
整理しておくと良い希望条件
- どんな仕事がしたいのか
- 希望年収
- 希望勤務地(リモートか否か)
- 希望の福利厚生
- ワークライフバランス・働き方(残業や休日の量)
- いつまでに転職したいか
将来のビジョン・キャリアプランもあると尚よいですが、一緒に考えるところから丁寧にサポートしてくれる転職エージェントもあるため、業界を熟知しているエージェントと相談しながら決めていくのもいいでしょう。
また、これらの条件の中で優先順位や外せない条件を決めておくとさらにスムーズです。
まだ転職の意思が固まっていなくて相談したいだけという方は、希望条件も完璧に固まっている必要は全くありません。その旨をきちんとエージェントに伝えましょう。
ここから特許事務について、いくつかのセッションで解説していきます。
特許事務の仕事内容
特許事務の主な仕事は、特許出願手続きのアシスタント業務です。
事務職ですが、特許法に触れる事務業務であり専門性があります。そのため、一度働くと長く務める方が多いです。
特許事務の具体的な仕事内容としては以下のようなものが挙げられます。
1. 特許申請書類作成
新しい商品や技術・モデルを発明したとき、そのアイデアを守るために知的財産権が存在します。
その申請をするために、弁理士が書類作成をするのを補助するのは特許事務のメイン業務の一つです。
弁理士や特許技術者も特許申請書類作成にあたりますが、どこまでが特許事務の仕事として任せられているのかは勤務先などで大きく差があります。
2. 特許出願(特許庁への訪問・オンライン申請)
特許庁への手続きは、ほとんどインターネット出願ソフトを利用してオンラインで行います。そこで特許事務員は、弁理士や特許技術者がチェックした書類・データについて、オンライン申請の準備を行います。
至急で出願しなければならない案件もあり、特許法等の法律や書式に関する基本的な知識を基に迅速に対応する必要があります。したがって、この業務はベテランの事務員が担当することが多い傾向です。
3. 知的財産、ライセンス契約・管理
知的財産、ライセンス契約をするのも特許事務の業務に含まれる場合があります。
例えば、ある会社と会社間で特許に関わるライセンス契約を結ぶ際に、その契約から管理までを特許事務が担うことがあります。
4. 期限管理業務
期限管理とは、特許申請が完了するまでの中間手続きを期間内に対応するための管理を指します。
期限管理に誤りがあると、最悪、権利が失効することになってしまうため、非常に重要な業務です。
多くの事務所では、専用のツールを使って所内で一元管理しています。
5. 一般的な事務
特許事務の業務には以下のようなものも入ります。
- 電話対応やメール対応
- 顧客向け書類作成
- 来客対応
この中では、顧客向けの書類作成が特許事務に特有の事務業務です。
まず、勤務先によって顧客として扱っているのが国内であるか外国であるかその両方かが分かれます。
国内顧客向けの一般的な報告用書類は定型文です。ただし、状況に応じて定型文を変えたり、どの定型文を使うのかを選択する能力が必要です。外国顧客の案件の場合は、英文報告書の作成や読み取る力が必要になる場合があります。
また、特許申請の手続きやルールは各国によって細かく決まっていて、日本と海外ではそれらの手続きが異なる場合が多いです。そのため、申請する国のルールを知り的確に対応しなければなりません。
特許事務の平均年収
特許事務の平均年収は、正社員になると350〜400万程度です。
ベテランになると年収が500万を超えることもあります。
特許事務のパートやバイトの場合、時給は1500円〜1700円程度が相場です。
未経験から特許事務に転職を考えている方へ
特許事務の業務を知ると「専門性が高くて未経験だと厳しい」と感じる方もいらっしゃると思います。
ですが、未経験者でも特許事務として働くのは十分に可能です。実際、6割ほどの方が未経験から特許事務に挑戦しています。ただし、誰でもなれる職種ではありません。
未経験者でも歓迎される特徴として以下のような要素があります。
未経験者でも歓迎される特徴
- 一般事務経験がある
- 英語力に自信がある
- 学歴が大卒以上
とは言え、ニッチな業界であるため、自分に特許事務の適性があるのかは判断が難しいと思います。転職エージェントと話すことで自分が気づいていない強みを初めて発見することも十分にあります。
まずは、業界の知見が十分にある専門エージェントに相談してみることがおすすめです。
特許事務はこんな方におすすめ
特許事務に向いている方の要素として以下のようなものが挙げられます。
コツコツと作業ができる方
特許事務は専門性が高い事務職ですが、まずは基本的な事務処理を担当することから始まります。
事務処理能力が高い方はもちろん歓迎されますが、コツコツと作業することが苦ではないか、慎重に業務を進められるかも重要です。事務経験がある人はそういった意味でも歓迎されます。
スキルを身に着けたい人
業務の中で求められるスキルとして、一般事務能力に加えて英語力や知的財産への一定の知識があります。そのため、業務の中で成長したい人や次のキャリアアップも考えている人にはおすすめの職種です。
また、「一般の事務職だと仕事がなくなりそうで将来が不安」という方にも特許事務はおすすめです。一定の専門知識をつけることで他の事務職と差別化できます。
英語力を活かしたい人
特許事務になるために英語力は必須ではないですが、中には英語力が求められる職場もあります。主に外国事務の業務を行う事務所や外資企業です。
外国事務とは、外国の出願人が日本で出願する「外内事務」・日本の出願人が外国で出願する「内外事務」の総称です。業務としては、出願用の資料をやりとりする際の英文レターの作成や、特許翻訳などが挙げられます。
英語力を活かしたい方や英語力を伸ばしたい方、海外の人とのコミュニケーションが楽しめる方は、外国事務も担当できる求人がおすすめです。
まとめ
安心して特許事務として転職をするには、転職する前に求人先についてよく知ることが重要なため、転職エージェントの利用が圧倒的におすすめです。
転職エージェントは、完全無料で数多くのメリットを得られるサービスです。もちろん合わないと感じたら、その場で利用を辞めることも可能です。
まずは気軽に利用してみてはいかがでしょうか。
特許事務への転職におすすめのエージェント5選
- 知財業界専門のアドバイザーが必ず担当になる
- LINEでも気軽に相談が可能で、気になる求人先の雰囲気や評判など細かく聞ける
- 転職情報メディア「リーガルジョブマガジン」もあり、圧倒的な情報量
よくある質問 Q&A
Q. 転職エージェントに登録して、相談するだけでも大丈夫ですか?
エージェントの提案は参考にしつつ、最終的な判断は自身ですることが望ましいです。転職するか否かや応募する求人などは、自身のキャリアや希望を考慮して判断しましょう。
また、すぐに転職を考えていない方でも、もちろん利用できます。あらかじめエージェントにその旨を伝えておくといいでしょう。
Q. 現職が忙しくて転職活動にあまり時間を割けないのですが大丈夫ですか?
転職エージェントを活用することで転職活動にかかる時間を大幅に短縮することができます。自分にあった求人探しや日程調整、職歴書づくりなど様々なサポートを受けることができます。忙しさで転職活動をあきらめる前に一度転職エージェントに相談してみましょう!
Q. 転職にはどれくらい時間がかかりますか?
ですが、自身のスキルや経験によってもかかる時間は変わるため一概には言えません。
スピード感が気になる方は、スピード感の調整が得意なリーガルジョブボードがおすすめです。