経理に向いている人・向いていない人の特徴!MBTI、おすすめの資格も紹介

経理には、向いている人と向いていない人がいます。経理への転職を視野に入れている方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

【経理に向いている人】主な仕事内容と年間スケジュール

経理に向いているかどうかの判断材料として、仕事内容の理解も重要です。

経理の主な仕事内容

日々の仕訳と帳簿管理

経理の基本は、日々の会社の取引を記録することです。現金の出入りや銀行振込、売上や仕入れなどの情報を「仕訳」として処理し、帳簿に正確に記録します。

データは月次・年次決算や税務申告の元となるため、ミスなく丁寧に作業することが経理に求められます。

請求書の発行と支払い処理

取引先に対する請求書を作成・送付し、入金を確認します。また、仕入れ先などからの請求書に対して、期日通りに支払いを行う処理も担当します。

金額や支払日を間違えないように正確な管理が必要です。

給与計算と社会保険手続き

社員の出勤状況や残業時間、各種手当をもとに給与を計算し、税金や保険料を差し引いた金額を支給します。あわせて、健康保険や厚生年金の加入・脱退手続き、年末調整といった社会保険関連の業務も行います。

正確で法令に沿った対応が求められる分野です。

月次・年次決算の対応

毎月の収支を集計する月次決算、1年ごとの収支と財務状況をまとめる年次決算も経理の仕事です。仕訳データを整理し、損益計算書や貸借対照表といった財務諸表を作成します。

これらの資料は経営判断に欠かせないため、期日を守って正確に仕上げる必要があります。

税務申告や会計監査の準備

法人税、消費税、住民税などの税金に関する書類を作成し、期限までに申告・納付します。

また、会計監査を受ける企業では、監査法人に対して必要な帳簿や証憑類（請求書や領収書など）を提出し、監査対応を行います。

経理の年間スケジュール

1-3月(年度末)	・前年度の締めくくりで決算業務がピーク ・年度末調整や法人税申告書の提出
4-6月	・新年度で新しい予算の作成や立案 ・前年度のデータをもとに今後の事業計画や投資計画を策定
7-9月	・夏季に入り中間決算の時期 ・予算に応じ中間の業績評価や必要に応じた調整 ・税務関連の業務で税務署への提出物の作成
10-12月(年末)	・年度末に近づき決算業務が活発化 ・年度末調整や法人税申告書の提出 ・新年度の予算作成の準備

経理に向いている人の特徴6選

以下の特徴に当てはまる方は、「経理に向いている」と言えます。

①正確さを重視する

経理には、ミスが許されない業務が多くあります。金額やデータの精度はビジネスにおいて極めて重要であり、徹底的な正確性が求められます。

データが他の部署や取引先と関連している場合、誤差は大きな影響を及ぼす可能性があります。

経理担当者は細部にまで気配りを欠かさず、物事を徹底的に追求する姿勢が求められます。

②数字に苦手意識がない

経理職は、主に数字を取り扱う仕事です。数字に対する抵抗感や苦手意識がないことが重要です。

仕事内容にもよりますが、数字に対して好奇心を持ち、論理的かつ冷静に分析できる能力が経理業務においては不可欠です。

単なる計算だけでなく、数字から企業の健康状態や課題を読み取る力も求められます。

③期限を守る責任感がある

経理の業務には期限が付き物です。納期や決算期に向けての責任感が強い人材が経理に向いているでしょう。

責任感が強いことで、ミスの防止やスケジュール遵守が実現し、周りからも信頼されるようになります。

④最低限のコミュニケーション能力

経理職は基本的には1人で黙々と作業することが中心ですが、他部署や取引先と連絡・連携を取ることがしばしばあります。

分かりやすく情報を伝え、関係者と円滑な関係を築けると、業務全体がスムーズに進みます。

⑤チームプレーができる

経理部門は一般的には、他のメンバーと協力して業務を進めることが多いです。例えば、繁忙期には業務量が急増し、メンバーとの協力が必要なことがあります。

経理職は自分の仕事だけでなく、全体の業務進行に寄与する姿勢が求められます。

⑥PC作業ができる

経理業務においては、Excelや会計ソフトを使ったデータの管理や処理がよく行われます。経理はPCに対して苦手意識がないことが重要です。

Excelの高度な機能や関数、マクロなどを理解し活用できると、経理職としてより評価されやすいでしょう。

経理に向いていない人の特徴5選

経理職は特定のスキルや性格が必要な職種であり、向いている人ばかりではありません。

①数字が苦手でミスが多い人

経理は日々の仕訳や計算、帳簿の確認など、数字を正確に扱う業務が中心です。

数字に対して苦手意識が強く、うっかりミスを繰り返してしまう人は、経理の仕事にストレスを感じやすくなります。

②単調な作業に飽きやすい人

経理は毎月似たような処理を繰り返すルーティンワークが多くを占めます。

新しいことに常に挑戦したい、変化を求めるタイプの人は、モチベーションの維持が難しく感じるかもしれません。

③細かい確認を面倒に感じる人

経理では、わずかな入力ミスや数字のずれが大きなトラブルにつながることもあります。

確認作業や細部への注意を怠りがちな人は、業務の正確性を保つのが難しく、経理には不向きといえます。

④締切を守るのが苦手な人

経理の現場には月次決算や支払期限など、必ず守るべきスケジュールがあります。

締切を意識せずに動いてしまう人や、計画的に仕事を進めるのが苦手な人は、経理業務で大きなプレッシャーを感じる可能性があります。

⑤ルールや規則に従うのが苦手な人

経理の仕事は税法や会計基準など、決められたルールに則って行う必要があります。

「ルールより自分のやり方を優先したい」と考える人は、法令遵守が求められる経理の現場ではトラブルになりやすい傾向があります。

【経理に向いている人】相性が良い/悪いMBTI

MBTIは性格の傾向を示すものであり、絶対的な適職診断ではありません。あくまでも参考程度に活用しましょう。

経理と相性がいいMBTI

経理職に向いているMBTIタイプには、「ISTJ（管理者型）」「ISFJ（擁護者型）」「ESTJ（幹部型）」などが挙げられます。

これらのタイプは、几帳面でルールに忠実、かつ安定した環境を好む傾向があります。

経理のように正確性が重視される業務では、細部への注意力や着実な業務遂行力が評価されます。

経理と相性が悪いMBTI

一方で、「ENFP（広報運動家型）」「ENTP（討論者型）」「ESFP（エンターテイナー型）」など、柔軟性や即興性を重視するタイプは、経理業務のルーチンや厳格なルールにストレスを感じやすいかもしれません。

創造的な活動や変化を求める性格の人には、やや退屈に感じる場面もあるでしょう。

【経理に向いている人】未経験から転職する方法3選

経理職は専門性が高く、未経験からの転職は難しい傾向にあります。経理への転職を考えている方は以下の3つの方法を参考にしてください。

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簿記資格を取得する

未経験から経理職を目指す際、簿記資格の取得は大きなアピールポイントとなります。

特に日商簿記3級や2級は、経理業務の基礎知識を持っている証明として、多くの企業で評価されます。

資格取得を通じて、経理の基本的な仕組みや用語を理解し、実務への適応力を高めましょう。

転職エージェントを活用する

未経験から経理職への転職を目指す場合、転職エージェントの活用が効果的です。

経理職に特化したエージェントでは、未経験者向けの求人情報や、書類作成・面接対策などのサポートを受けることができます。

本サイトで紹介する転職エージェントは、全て無料で利用できます。経理への転職を迷っている方はぜひ一度相談してみましょう。

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実務経験を積む

未経験者が経理職に就くためには、実務経験を積むことが重要です。

例えば、派遣社員として経理補助の業務に携わることで、実務の流れを理解し、経験を積むことができます。

インターンシップやアルバイトを通じて、経理業務に触れる機会を増やすことも有効です。

【経理に向いている人】転職エージェントを利用して適正に合った仕事を見つけましょう

どの仕事にも、向いている・向いていない人がいます。「自分の適性がわからない」「経理に興味があるけど迷っている」という方は、転職エージェントに相談するのがおすすめです。

転職エージェントでは、業界に精通しているアドバイザーから助言をもらえます。求人数も多く、自分の適正に合った仕事を探したい方に最適です。