- POSTED
- 2023年11月17日
- UPDATE
- 2024年4月25日
【司法修習生向け】就職活動におすすめ就職エージェント5選 2023年度版
「司法試験に合格したけど、就職活動の進め方がわからない…」
「弁護士になりたいけど何から手をつければよいのかわからない…」
そういった方に司法修習生の就職をサポートする就職エージェントをご紹介します。
本記事でわかること
- おすすめの就職エージェント
- 就職先ごとの年収
- 就職エージェント活用法
就職活動を進めるうえで必要な情報がたくさん載っているので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
就職エージェントとは
就職エージェントとは就活のプロフェッショナルであるキャリアアドバイザーがどんな業界に向いているのか、何から始めたらいいのかに関する相談に乗ってくれるサービスです。さらに書類添削や面接対策といったサポートをしてくれるサービスです。就職エージェントは、紹介先から報酬をもらって運営しているので、基本無料でサービスを受けることができます。
就職エージェントを使うメリット
就活を進めるうえで就職エージェントは大いに役立ちます。ここでは就職エージェントを使うメリットを3つご紹介します。
1,客観的視点から大切なファーストキャリアの決定をサポート
自分一人では思い込みがあったり業界について詳しくわからなかったりと自分に合った理想の就職先を探すことはなかなか難しいです。しかし、就職エージェントの力を借りれば、自分に合った就職先を見つけられます。これは、就活のプロであるキャリアアドバイザーのサポートを受けて探すことができるからです。大切なファーストキャリアは客観的視点を取り入れて自分にあったものにしましょう!
2,膨大の情報量
就職活動の上で障壁となるのは情報不足でしょう。エージェントはいろいろな業界についての情報を提供してくれます。それを参考にして業界を選ぶもよし、就職予定の業界についての理解を深めて就職後ギャップをなくすこともできます。
3,一緒に理想の求人を探してくれる
一人で就職活動を進めていくと自分の理想の求人に出会えないことも多いと思います。しかし、エージェントが理想にあう求人を一緒に探してくれるので、理想の求人を発見できます!また、公開求人だけでなく非公開求人からもあなたの理想に合う求人を探してくれます。非公開求人とは、企業のホームページや就職サイトには掲載されずエージェントを通じてのみ紹介される求人をさします。公開されない理由は「競合他社に情報が漏れないようにしたい」「優秀な人材を効率よく獲得したい」など様々であり、就職サイトでは出会えない好条件な求人を見つけることができます。
4,書類添削・面接
多くの就職エージェントでは、エントリーシートや履歴書などの添削をおこなっており、これによってクオリティーの高い書類を作成できるので書類通過率が高くなります。また、緊張しがちな面接についてもしっかりと対策をしてもらえるので、自分の強みを存分にアピールすることができるようになります。初めての就職活動、何かと不安な点も多いと思いますが、就職のプロであるエージェントと二人三脚で乗り越えていきましょう!
おすすめ就職エージェント5選
就職エージェント比較表
弁護士業界を知り尽くしたコンサルタントが求職者に合った求人を一緒に探してくれます。また、エージェントの運営するLEGAL NETで法科大学院性向けのコンテンツを配信しています。
LEGAL JOB BOARD(リーガルジョブボード)
おすすめポイント
- 業界最大級の求人数、大手弁護士事務所の求人も取り扱い!
- LINEで気軽に相談できる
- 業界を熟知したキャリアプランナーの熱心なサポート
リーガルジョブボードの特徴として「業界最大級の求人数」と「エージェントの専門性」が挙げられます。
求人に関しては企業法務、一般民事、インハウスと幅広い求人を業界最大級に取り扱っており、ひまわり求人などには掲載されていない求人情報を得ることができます。求人数が多いので、あなたにぴったりの求人を見つけることができるでしょう。インハウスは未経験弁護士の求人はあまりないのですが、希望すればインハウスとして働くためにエージェントから多くのサポートを受けることができるので、インハウスとして働くことも十分に可能です。
また、大手弁護士事務所の求人も取り扱っているので、大手で経験を積みたい方にぴったりです!
担当するのは弁護士業界に精通したエージェントです。業界事情を知り尽くした エージェントだからこそ、あなたの今後のキャリアプランを一緒に考え、適切なアドバイスをくれます。
求人票に記載されている内容だけではなく、事務所の口コミ、立ち位置、取扱分野、その事務所に入社した際の市場価値等、事務所選びに必要な情報を多くお伝えすることができます。
情報がクローズドな業界だからこそエージェントを活用し、大切なファーストキャリア選びを有利に、かつミスマッチのないよう進めることができます。
運営会社 | 株式会社WILLCO |
司法修習生求人数 | 約100件 |
料金 | 無料 |
対応地域 | 全国 |
サービス内容 | 求人紹介 書類添削 面接対策 面接同行 |
公式サイト | https://legal-job-board.com/ |
NO LIMIT(ノーリミット)
おすすめポイント
- 徹底した書類選考対策
- 幅広い求人情報
- 弁護士・法務人材に特化したキャリアアドバイザー
ノーリミットは弁護士業界に特化した転職支援サービスであり、弁護士業界に精通したキャリアアドバイザーがひとりひとりの希望に合った求人を厳選して紹介してくれます。
また、履歴書添削サポートなど書類選考対策をしっかり行ってくれるため、法律事務所・企業への書類通過率は70%と大変高いです。
求人件数は少ないですが、企業法務未経験の方でも積極採用してくれる事務所など司法修習生のニーズに合う求人まで取り揃えています。
運営会社 | 株式会社アシロ |
司法修習生求人数 | 約25件 |
料金 | 無料 |
対応地域 | 全国 |
サービス内容 | 求人紹介 書類添削 面接対策 |
公式サイト | https://no-limit.careers/company/ |
弁護士転職.jp
おすすめポイント
- 専任エージェントの就職した後まで熱心なサポート
- 豊富な就職情報
- インターンや説明会の紹介
弁護士転職.jp最大の特徴は専任エージェントが就職したあとまで支援してくれる点です。法曹業界に精通したエージェントとの相談を重ねることで、あなたの希望に沿った法律事務所や企業を紹介します。
応募先を選定した後も、履歴書・職務経歴書の添削や作成サポート、面接対策のアドバイスをしてもらえるだけでなく、面接日の設定、給与・待遇などの条件交渉まで代行してくれます。そして専任エージェントは内定後もその後の弁護士としてのキャリアを充実させるサポートをしてくれます。
弁護士転職.jpでは求人情報だけでなく、インターン情報、説明会情報も掲載しています。これらに参加すれば就職活動を有利に進められるのではないでしょうか。
運営会社 | 株式会社C&Rリーガル・エージェンシー社 |
司法修習生求人数 | 約100件 |
料金 | 無料 |
対応地域 | 全国 |
サービス内容 | 求人検索 書類添削 面接対策 条件交渉 |
公式サイト | https://www.bengoshitenshoku.jp/ |
MS Agent
おすすめポイント
- 業界を知り尽くしたコンサルタント
- 選考段階における手厚いサポート
- 就職で役立つ情報を多数掲載
MS Agentは業界を知り尽くしたコンサルタントが求職者とのカウンセリングを通じて条件に合致した求人を探し出してくれます。
選考の準備段階においては、あなたの強みを引き出す応募書類の書き方、面接の対策などをしてくれます。さらに面接の日程調整なども請け負ってくれます。内定時の労働条件や入社日など自分では難しい交渉も代行してくれます。
また、MS Agentが運営している情報サイトLEGAL NETでは法科大学院修了生向けのコンテンツも取り揃えています。たとえば、セミナーの開催情報や就職活動の進め方を解説する記事などを掲載しています。それらの記事を参考にすればよりスムーズに就職活動を進められるはずです!
運営会社 | 株式会社MS-Japan |
司法修習生求人数 | 約25件 |
料金 | 無料 |
対応地域 | 全国 |
サービス内容 | 求人検索 書類添削 面接対策 条件交渉 |
公式サイト | https://www.jmsc.co.jp/ |
弁護士求人ナビ
おすすめポイント
- 司法修習生の生の声が聞ける
- 取り扱い分野ごとの求人検索
- 司法修習生向け合同説明会を多く掲載
弁護士求人ナビは求人情報を掲載しているだけでなく、司法修習生やそのほか求職者に向けた情報を数多く発信していることが特徴です。特に、現役の司法修習生が執筆している司法修習に関する記事は生の声が聞けるので大いに参考になります。また、弁護士の方へのインタビュー記事も豊富なので、弁護士とはどのような職業なのかより詳細に知ることができます。
取り扱う訴訟の分野に合わせて求人検索をできるのも弁護士求人ナビの魅力の一つです。自分のやりたい分野での就職・転職活動を進めやすいでしょう。
司法修習生に向けた合同説明会の情報を数多く掲載しているのも特徴です。情報不足になりがちな司法修習生にとって有益な情報をたくさん得られるはずです。
運営会社 | 株式会社カイラスタイル |
司法修習生求人数 | 約80件 |
料金 | 無料 |
対応地域 | 全国 |
サービス内容 | 求人検索 書類添削 説明会など |
公式サイト | https://bengoshi-kyujin-navi.com/ |
気になる!就職先ごとの年収
なんといっても気になるのは年収ではないでしょうか。本記事では各就職先ごとに平均年収をご紹介します!司法修習生の就職先は「弁護士」「検察官」「裁判官」に大きく分けられます。
弁護士の年収
弁護士は、基本的に経験年数を増すにつれて収入は増えていきます。下の表をご覧ください。これは1年目から15年目までの平均年収の推移です。右肩上がりになっていることがわかるでしょう。(参照:日弁連「近年の弁護士の活動実態について」)
さて、次に就職先ごとに年収にどのような差が生まれるかを見ていきましょう。勤務弁護士の場合、法律事務所や企業の規模はやはり年収に大きくかかわります。下図のとおり、企業規模が大きくなるにつれて年収は増加しています。
企業規模 | 現金給与額【千円】 | 年間賞与など【千円】 | 年収換算【千円】 |
---|---|---|---|
10~90人 | 539.4 | 1174.5 | 7647.3 |
100~999人 | 428.1 | 1339.5 | 6476.7 |
1,000人以上 | 482.9 | 1903.2 | 7698.0 |
特に、四大法律事務所や五大法律事務所とよばれる大手法律事務所は年収が高く、1年目から年収が1000万円を超えることもあります。
独立開業した弁護士の年収は大変幅広く、300万円程度から数億円と持ちうるスキルによって様々です。
検察官・裁判官の年収
検察官・裁判官の年収は法律によって決まっており、階級が上がるほど給料は増加します。検察官の年収は600〜2,900万円、裁判官の年収は500〜2,000万円です。検察官・裁判官ともに若いうちは弁護士に比べて年収が低くなりやすいのに対し、年齢を重ねて階級が上がると弁護士よりも年収が高くなりやすくなっています。
就職エージェントの活用法4選
ここでは、就職エージェントをうまく活用して理想のファーストキャリアを実現するための就職エージェントの活用法を4つ紹介します。
就職エージェントの活用法
- 就職だけにとらわれない「キャリア相談」のツールとして気軽に使う
- 複数のエージェントに登録する
- 選考対策サービスを積極的に活用する
- 担当エージェントが合わないと感じた場合には迷わず交代をお願いする
それぞれ以下で詳しく説明していきます。
就職だけに囚われない「キャリア相談」のツールとして気軽に使う
就職エージェントは求人の紹介だけでなく、あなたの経歴がどのくらいの市場価値を持つのかを分析してくれたり、今後のキャリアプランを一緒に考えてくれたりもします。
就職するかどうか迷っている方でも、理想のキャリアプランについて無料で相談できる場として就職エージェントを気軽に活用するのがおすすめです。
複数のエージェントに登録する
就職エージェントは複数登録しておくのがおすすめです。
エージェントが独自の非公開求人を保有している場合があるので、複数登録しておくことでより多くの求人に出会える可能性が高まります。
また、複数の情報源を確保することでより客観的に情報の精査をすることができ、誤った情報に流されるリスクを減らすことができます。
選考対策サービスを積極的に活用する
就職エージェントは書類添削や模擬面接といった選考対策のサービスがあるので、それらを積極的に活用していきましょう。
就職エージェントは多くの就職支援をしてきた経験を通して、選考対策のノウハウを蓄積しています。
そのノウハウを活用することで、履歴書や面接などであなたの経歴やスキルを最大限にアピールする方法が分かります。
担当エージェントが合わないと感じた場合には迷わず担当変更をお願いする
就職エージェントを利用する際の注意点として、担当エージェントとの相性が合わないという場合が挙げられます。
エージェントの経験にも差があるので対応やアドバイスの質に不安を感じたり、もしくは会話が嚙み合わないなどと態度やコミュニケーション面で合わないと感じる場合があり得ます。
そのようなときは、そのままにするのではなく担当の変更を申し出ましょう。問い合わせの窓口やフォームが設けられていることが多いので、そこに申請することで柔軟に対応してもらえます。
よくある質問 Q&A
Q. 就職エージェントはなぜ無料なのでしょうか?
採用したい企業は費用を払って登録し、就職エージェントから求職者を紹介してもらっています。そのため就職希望者は無料で利用できるのです。企業側は自力で人材を見つけることが難しいことが多いため就職エージェントに採用活動を手伝ってもらっているのです。
「無料は怖い」と思う方もいるかもしれませんが、心配不要です。就職エージェントは求職者の年収とリンクした出来高制を採用していることが多いので、どうすればあなたがよりよいキャリアを描けるのか真剣に考えてくれます。
Q. 就職エージェントから紹介された求人には必ず応募しなければいけませんか?
エージェントの提案は参考にするべきですが、最終的な判断は自身で行うべきです。自分のキャリア目標やスキルに合致し、興味を持てる求人に絞り込み、選択肢を検討しましょう。
まとめ
司法修習生が就活をするときに便利な就職エージェントについてご紹介しました。就職エージェントは複数社に登録することでより効果を発揮します。こちらで紹介したエージェントの中から2、 3社に登録してみることをおすすめします。就職活動をぜひ成功させましょう!