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POSTED
2024年5月2日
UPDATE
2024年5月2日

女性でも測量士として活躍できるの?【測量士の現状と女性が活躍できる場面を徹底解説!】

測量士

「測量士は女性とは無縁」「女性にとって測量士は大変な職業」と言われています。

ですが、女性にとって測量士は本当に向いていない職業なのでしょうか?
結論から言うと、女性でも測量士として活躍することは可能です。
本記事では、測量士の現状から女性だからこそ活躍できる場面など、女性視点での測量士について紹介します。

測量士の現状

現在、23万9千人が測量士として登録されています。
一見、多い様にも思われますが、測量業界は人手不足に陥っているのが現状です。

こちらが測量士の男女比です。

年齢男性女性
70歳以上2,0481
60~69歳7,39816
50~59歳7,81453
40~49歳8,897266
30~39歳2,960159
20~29歳67269
19歳以下141
参照:「平成30年度 測量業における測量士・測量士補に関する実態調査報告書

表の通り、女性の測量士の数は少ないのが現状です。
実際に測量士の約98%は男性で女性は2%しかいません。

しかし、「測量・地理空間情報 女性の技術力向上委員会」が実施したアンケート調査によると、「女性従業員の割合が20%」と回答した企業数が2015年から2020年にかけて大幅に増加しており、測量業界で活躍する女性が増加していることが分かります。


参照:「ソクジョの会2020アンケート」の集計結果

また、「測量の企業で女性が活躍していると感じる」と答えた割合は61.9%と多くの女性が測量企業で活躍しています。その他にも、育児との両立のしやすさや評価基準を平等にするなど女性が活躍できる環境を目指す企業も多いようです。

測量士の女性は男性と比べると少ないですが、「人数が少ない=活躍できない」というわけではありません。

女性が特に活躍しやすい場面

現状として女性の測量士は少ないです。
ですが、測量士の業務では女性ならではの力を発揮しやすい場面も多くあります。

女性が活躍できる場面

  • 丁寧さ、正確さが求められる内業
  • 社外との打ち合わせ
  • 測量と設計を行う企業での顧客視点思考

丁寧さ、正確さが求められる内業

内業では作業計画や測量計画の立案、現場で測量したデータの分析やデータをもとに図面の作成を行います。内業は主に事務所で行う業務なので、現場での不安が多い方も内業であれば安心して業務を行うことができます。

緻密な作業を得意とする女性は比較的多く、内業において精度の高い仕事ができるため重宝されることも少なくありません。内業をメインで行うCADオペレーターという働き方もあります。

実際に、「内業に関しては男性よりも女性を積極的に採用している」という企業も多く、女性でも測量企業での活躍を見込めるでしょう。

社外との打ち合わせ

測量士の業務では設計を担当する方やスケジュールに関する打合せを行うことがあります。
測量士は男性の方が圧倒的に多いため、女性の場合は打合せ後も記憶に残り覚えてもらえる可能性が高いです。

自分自身の提案や人柄を記憶して貰うことは業務を進めるにあたってとても重要です。
打合せの際に顔見知りになると話がスムーズに進んだり、新たな案件を獲得できる可能性などから幅広い活躍を見込むことができます。

また、相手に共感する力や細かな気配りは女性の方が長けていると言われています。そのため打合せでは女性が十分に力を発揮できる可能性が高いでしょう。

測量と設計を行う企業での顧客視点思考

測量企業の中には、測量と設計を行う企業もあります。設計を行う際に、利用者が何を求めるのかを把握する必要があり、視野の広さが必要になります。

利用者の立場になって考えるには、女性の視点が必要とされます。その理由として、女性は家事や子育てなど日常生活の全般に携わる方が多い点が挙げられます。どの場所に何が必要であるのかを考える設計では男性にはない視点を活かして活躍する女性が多いです。

女性で測量士に転職する際のポイント

女性で測量士に転職する場合、企業選びが重要になります。
以下が女性で測量士に転職する際のポイントです。

  • 企業のクライアントをリサーチする
  • 内業と外業で担当が分かれている企業を探す
  • 転職エージェントを活用する

企業のクライアントをリサーチする

各企業が取引をしているクライアントによって、案件の進め方や現場環境は大きく異なります。
しかし、企業のクライアントを知ることで現場の環境が改善される場合があります。

公共測量国・県・地方自治体から依頼がある
民間測量デベロッパー・ハウスメーカーから依頼がある

例えば、クライアントがインフラ企業であれば、山や森など土木現場になる可能性が高いです。
しかし、クライアントがデベロッパーであれば住宅地などの街中が現場になります。

このように、クライアントを知ることで働く環境をおおよそ想定することができます。

内業と外業で担当が分かれている企業を探す

先程述べた様に、内業は男性よりも女性の方が向いていると言われており、積極的に女性を採用する企業もあります。

測量士に興味はあるけど現場での業務に不安を感じる方は、内業と外業で担当が分かれている企業を探すと良いでしょう。実際、測量の企業の中でも内業と外業で担当が分かれている企業も多くあります。

転職エージェントを活用する

女性が測量士に転職する上で企業の情報を集めることが重要です。
ですが、自分の力で企業の情報を集めるには限界がありますし、時間がかかります。

そこで、おすすめしたいのが転職エージェントの利用です。
転職エージェントを利用することで、担当者があなたの転職活動を全面的にサポートしてくれます。
上記の「企業のクライアント」や「内業と外業で分かれている企業」などの条件を担当者に伝えるだけであなたの条件に合う企業を紹介してくれます。

ほとんどの転職エージェントは無料で利用することができるため、転職を考えている方は活用してみましょう!

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女性が測量士として活躍するには

今回は測量士の現状や、女性だからこそ活躍できる場面を紹介しました。

測量士の現状としてまだまだ女性は少ないです。
ですが、女性の測量士の数は年々増加傾向にあることや、企業も積極的に女性を採用していることからも測量士は女性でも活躍できる職業です。

男性が多い職業のため職場の雰囲気や女性の社員数などが働きやすさに繋がるでしょう。また、企業のクライアントや業務による担当分けなどが分かれば、現場に行くことに不安を感じる女性でも安心して働くことができます。

このような情報を自力で集めるには限界がありますが、転職エージェントを利用すれば担当者が必要な情報を集め、あなたの条件に合う企業を紹介してくれます。

本記事で測量士への転職に興味を持った方は是非転職エージェントを活用してみてください。

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