【M&A仲介】業界未経験からの挑戦は可能か?前職に多い職種や採用されやすい人の特徴、選考突破のポイントを解説!
M&A仲介業界は日本の後継者不在問題を背景に業界全体が成長中です。
高い報酬や自分自身の成長、大きなやりがいが期待できるM&A仲介へ転職しようかと気になっている人も多いと思います。
しかし一方で、あまり馴染みのない業界なだけに、
「未経験の自分はM&A仲介に転職できるのだろうか?」
「未経験の自分が転職しても活躍できるだろうか?」
と不安に思っている方は多いのではないでしょうか?
この記事では、そのような疑問を解消する内容になっています。
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目次
M&A仲介は業界未経験からでも挑戦できるか?
結論から言うと「可能です」。
実際、M&A仲介に転職する人のほとんどが業界未経験です。
理由は、即戦力となる業界経験者が少ないこと、また求められる能力が高いことから新卒採用が難しいためです。
業界としてまだまだ発展途上のため、未経験者でも挑戦しやすい状態が続いているのです。
では、M&A仲介の転職事情について詳しくご紹介していきます。
M&A仲介の転職事情
M&A仲介は人手不足だが採用基準はかなり高い
M&A仲介業界は急成長中であり、各社の採用人数も企業数も増えています。そのため、人手が不足している状況です。
しかし一方で、M&A業務は求められる能力が高いので採用基準はかなり高くなっており、M&A経験者は引く手あまたとなっています。
また、高い報酬ややりがいに惹かれ、多くの転職者が応募をしているため全体として倍率はかなり高くなっているのが現状です。M&A仲介のTOP企業の内定率は1桁%と言われています。
【未経験多数】前職に多い職種
しかし安心してください。実はM&A仲介に転職している人のほとんどが業界未経験者です。
前述したように業界として経験者が少ないため、未経験者を幅広く受け入れている企業が多いのです。
ではどのような人がM&A仲介に転職してるのでしょうか?
特に多い業界としては、金融(メガバン)・不動産・人材・総合商社、証券会社などからも多く転職しています。
業種としてはやはり営業系が多く、他にもコンサルティングファームからの転職もあります。
非営業職からの転職も可能
「自分は営業系ではないし…」と不安に思った方もいるかと思いますが、大丈夫です。
全体としては少なくはなりますが、経理など非営業職からの転職も一定数存在します。
M&Aはソーシングとエグゼキューションにわかれますが、ソーシングの最初の段階、アポ取りにおいては経験者と未経験者の差がつきにくいです。クライアントとの面談においても、最初は先輩や上司の力を借りながら学ぶことで成長していくことができます。
また選考では、自分の能力や経験からどのようなところでバリュー・数字を出していくことができるのかを明確に説明できれば内定の可能性が高まります。
次は未経験からでも採用されやすい人の特徴をご紹介します。
未経験からでもM&A仲介に採用されやすい人の特徴
パッションやバイタリティーが高い
M&Aプロセスは長く挫折も多い道のりです。どのフェーズにおいても案件が振り出しに戻ってしまうリスクがあります。また、企業オーナーをはじめ多くの関係者を巻き込み、無数にある調整事項を一つずつ処理していくことが求められます。
したがって、M&Aにかける強い思いがある方やプロジェクトを推進してく強烈なバイタリティーを持つ方は採用されやすいでしょう。
地頭が良い
M&Aでは、企業という複雑な対象を取り扱うため、決算書から企業の実態を読み解く力やビジネスセンスなどが必要になります。また経営者の悩みを深く理解し、寄り添っていく必要があります。
したがって、地頭の良さが求められます。
特に昨今はM&A市場の成熟とともにすぐに決まるような案件は無くなってきており、単なる営業能力のみではやっていけなくなっていると言います。
選考では適性検査や面接の受け答えに加えて、出身大学や高校まで総合的に見られます。
相手の懐に入るのがうまい
経営者にとって企業は人生をかけて育ててきた大切なものです。また、従業員の人生も背負っています。それを外部の人間に預けるというのはかなり覚悟のいる決断です。
そのような状況において、経営者の気持ちに寄り添い、懐に入っていくことができる、人に好かれる能力を持った方は採用されやすいでしょう。
前職で高い成績を残している
大手M&A仲介会社の求人要件には「営業職で上位10位以内の成績」などと書いてあることが少なくありません。
- 営業成績で上位数%に入る
- 表彰をされたことがある
- 法人営業や新規開拓の経験がある
- 財務、法務、金融の資格や知識、業務経験がある
こういった経歴がある方は採用に有利に働くでしょう。
未経験からM&A仲介に転職するためのポイント
徹底的に調べる
まずはM&A仲介という仕事をよく理解することが大切です。ここでM&A仲介について深く理解することによって、志望動機や自己アピールの作成に役立ちます。
また、志望する企業についてもしっかりリサーチを行いましょう。企業ごとに少しずつ特色が異なります。得意な業界や地域、インセンティブ構造なども調べるようにしましょう。
志望動機には報酬以外の自分らしさを入れる
多くの候補者にとって報酬は一つの大きな動機でしょう。それを隠す必要はありませんが、それ以外に自分ならではの動機を語れるようにしましょう。
なぜM&A仲介で、なぜ当社なのか、自らの経験と思いを一貫性をもって伝える必要があります。
数字を出せることをアピールする
M&A仲介はインセンティブ率の高い給与構造になっており、実力主義の世界です。当然、仲介会社も候補者には高い成績を挙げてくれる人を期待しています。
自分の経験や能力、知識によってどのように会社に貢献できるのか、数字を出せるのかを話せるようにしましょう。未経験であっても、自らの吸収力や地頭の良さ、ポテンシャルをエピソードも交えて話せるとよいでしょう。
営業や金融の経験がなかったとしても、例えばアポ取りにおいては経験値の差が少なく、努力で結果を出すことができます。経験を交えて話せるようにしましょう。
面接対策を徹底する
面接練習で大事なのはフィードバックです。自分ひとりでは何が良くて何が悪いかがわかりません。
面接対策では必ず誰かに見てもらうようにしましょう。
M&A仲介は倍率が激しく、内定者の多くは面接対策をしてきています。
転職エージェントを利用する
ここまで選考対策を見てきましたが、業界未経験ではわからないことが多いと思います。これらをすべて自分ひとりで行うことは困難です。特に履歴書作成と面接対策は入念な準備とそのためのフィードバックが不可欠です。
そのようなときに役立つのが転職エージェントです。転職エージェントは無料で利用することができます。
また、大手総合エージェントもよいですがM&A仲介に特化した転職エージェントがおすすめです。
M&A業界を熟知したアドバイザーがキャリア相談から、履歴書対策、面接対策、内定後のサポートまでを伴走してくれます。
未経験のM&A転職に強い転職エージェント
M&A仲介におすすめの転職エージェント
未経験からM&A仲介業界に入ったときに覚悟しておきたいこと
M&A仲介への内定は高い倍率を潜り抜ける必要がありますが、入った後に「思っていたのと違った」となってしまっては大変です。
まず、忙しさはある程度覚悟しておく必要があります。特にデューデリジェンスなど案件が佳境に入ったタイミングや複数案件を担当している場合、まだ仕事を覚えている途中の1年目は忙しくなります。
また、1年目は年収が下がるかもしれないことも覚えておきましょう。前述のようにインセンティブ率の高い給与構造のため、案件を決めるのが難しい1年目だと固定給のみになり、年収が前職よりも下がってしまうことがよくあります。
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M&A仲介の魅力
ここでは、「なぜ、いまM&A仲介が人気なのか」をご紹介していきます。
収入
M&A仲介は平均年収が高いことで有名です。一部企業の年収例を挙げると以下の通りです。※
- M&Aキャピタルパートナーズ株式会社:3,161万円(国内年収ランキング1位)
- 株式会社ストライク:1,438万円
- 株式会社日本M&Aセンターホールディングス:1,114万円
となっています。
M&A仲介がこのように高給となるのは、案件が高額でかつインセンティブ率の高い報酬体系であることが理由です。
例えば、インセンティブ率が10%で成功報酬が8,000万円の案件を決めた場合、固定給にプラスで800万が追加されます。実力がついた2年目以降は複数の案件を手がけることもできるので、収入は青天井です。
また、業界全体が右肩上がりで成長していることやM&A仲介自体が利益率の高いビジネスであることも高給の一因になっています。
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やりがい
M&A仲介には多くのやりがいがあります。
自己成長
M&A仲介の仕事を通し、様々な知識や能力の向上を追及していくことができます。継続的な自己成長を実現できることはM&A仲介のやりがいの一つです。
- 財務、税務、法務、会計などの知識や書類作成スキルなどのハードスキル
- 営業スキル、交渉スキル、人間力といったソフトスキル
- 経営者目線の獲得
感謝
一つの企業には企業オーナーの並々ならぬ思いが込められており、従業員の人生も背負っています。そのため、M&Aが成功した暁に企業オーナーから大きな感謝をいただけることが多いと言います。
M&Aプロセスは半年~1年半ほどもかかる長く険しい道のりですが、経営者からの感謝の言葉をやりがいに取り組むプレイヤーは多いです
キャリア
M&A仲介はキャリアチェンジにおいても優れています。
別のM&A仲介への転職もしやすいですが、それ以外にもFASや企業のM&A担当、投資銀行などM&A業界の他のポジションへのキャリアパスも開かれています。
また、M&Aはビジネスの総合格闘技とも言われるほど様々な能力や知識を使います。そのため、M&A業界に限らない業界への転職や起業も十分可能性があります。
M&A仲介に転職してキャリアを切り開こう
これまで見てきたように、M&A仲介にはたくさんの魅力があります。
しかし一方で内定には高いハードルがあるのも事実です。
まずは、転職エージェントに相談してみるのがおすすめです。
- もう転職を決心した方
- 自分でも挑戦できるか迷っている方
など、個別の悩みに答えてくれます。
M&A仲介に転職してキャリアを切り開いていきましょう。
M&A仲介におすすめの転職エージェント
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