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POSTED
2023年12月28日
UPDATE
2024年2月8日

SIer未経験から転職は可能?必要なスキルや転職のポイントなど徹底解説

SIer

「SIerって未経験からでは目指せなそう…」
「興味はあるけど自分に向いているのか?」

と思っている方はいませんか?

結論からお伝えすると、未経験からでもSIerに転職することは可能です。
しかし、必要なスキルや知識があります。

本記事では
・SIerの転職市場
・必要なスキル
・役立つ資格
・SIerに向いている人の特徴
について解説します。

未経験でもSIerへの転職は可能なのか?

SIerと言われると理系でプログラミングスキルのある人しかなれないと思われるかもしれません。
しかし、冒頭でも述べた通り、未経験でもSIerへの転職は可能です。

SIer企業の従業員の約5割は、未経験・文系出身者と言われています。
独立行政法人情報処理推進機構 社会基盤センターの「IT人材白書2020」(※)によると、SIerを含めたITに携わる人材の中で、文系出身者の割合は30.2%で、IT・情報系の学部出身者は36.0%と大きな差はありません。

また、SIerの業務はシステムの開発だけでなく顧客へのヒアリングやプロジェクトを円滑に進めることも業務内容です。
実際に、SIerの業務は手を動かしているよりも顧客・クライアントとコミュニケーションをしている時間の方が多いと言われています。

以上の点から、未経験でもSIerに転職することは可能だと考えられます。
しかし、SIerに転職する上で知識やスキル、資格があると転職が成功する可能性が上がります。

※ 独立行政法人情報処理推進機構 社会基盤センター「IT人材白書2020」

SIer業界の現状、転職市場

まず、転職を考える際に検討するべきことのひとつに『その業界の将来性』があります。

SIer業界の将来性をみていくと、市場規模は近年も成長を続けています。IT専門調査会社「IDC Japan」の予測によれば、2021年以降にはSIの案件の再開などにより設計・構築セグメントの2020年から2025年の年平均成長率は3.0%(※1)になる見込みです。

また、総務省の2021年情報通信業基本調査では、SI業界が属する「情報サービス業」の2020年での市場規模は、18兆7,928億円でした。内訳は、SIerがメインで行う「受託開発ソフトウェア業」が8兆7,673億円と約半分を占め、次いで「情報処理サービス業」が4兆5,805億円という結果です。(※2)

これらのデータからも今後もSIer業界も成長を続ける業界であることは自明ですし、DX需要が拡大している点や、官公庁・金融機関などから大型案件を定期的に発注される点などから今後も求められる業界であることはまちがいないでしょう。

また、労働者人口減少に伴い、IT人材が不足しています。コロナ禍以降未経験者の採用枠を増加している企業も多く、転職をするにはおすすめの業界と言えます。

※1 IDCJapan株式会社「国内ITインフラストラクチャサービス市場予測を発表」
※2 2021年情報通信業基本調査(2020年度実績)|総務省

SIerの主な業務

SIerはクライアントの企業が抱える課題を特定し、クライアントの要望に沿ったシステムの開発を行います。
SIerと聞くと「常にプログラミングのコードを書いている」イメージがあるかもしれません。

しかし、業務内容はシステムの開発以外にもさまざまです。
以下がSIerの業務内容の概要です。

1. 企画の立案

クライアントである企業がどんな課題を抱えているのか、どのような機能を持つシステムが必要なのかをヒアリングします。
問題の解決策や予算など具体的な企画を行っていくのが「企画の立案」です。

2. 要件定義

企画の立案で決まったシステムの方向性や予算から「どのようなシステムにするのか」をより具体的に検討します。
クライアントの希望に合わせて、既存のシステムを組み合わせる場合や最初から新しいシステムを作る場合もあります。
このフェーズでシステムの仕様が決定するため、非常に重要です。

3. 設計・開発

要件定義で決まったシステムの仕様をもとに、システムの設計について仕様書を作成しエンジニアがプログラミングを行いシステムを作っていく段階です。

4. 保守・運用

「保守・運用」のフェーズではシステムの運用開始後のサポートや改善を行います。
システムが正常に稼働しているかを監視し、定期的なメンテナンスやクライアントの疑問などに答えることが主な業務です。システムに何か問題が起きた場合にはすぐに対応します。

SIerの業務は以上の4つの段階に分けることができますが、SIerの全ての企業が企画から運用までを一貫して行うわけではありません。
それぞれのフェーズを専門的に行うSIer企業も存在するので、自分に合う企業を探してみましょう。

未経験から目指す際の必要なスキル、知識

IT企業に就職するには?活躍するために身に付けておきたいスキル | プログラミング教室検索サイトのジュニアプログラミング

コミュニケション能力

SIerの業務において、コミュニケーション能力が最も大切と言われています。SIerは企画の立案から保守・運用まで行いますが、その中でクライアントと何度もコミュニケーションを取る必要があるからです。

SIerの特徴として大規模な案件に携われることが挙げられますが、大規模な案件には多くの要員が必要です。
クライアントの方だけでなく、チーム内でもシステムについて話し合う必要があり、SIerの業務においてコミュニケーション能力は極めて重要です。

ITに関する知識

SIerでは企画から、システム設計・開発まで幅広い業務を一貫して行う企業が多く存在します。
幅広い業務に携わるなかで、システムに関する知識やプログラミングスキルが必要とされます。
またクライアントがIT知識に乏しかった場合、システムにトラブルがあった場合など、さまざまな状況で柔軟に対応する際にもITに関する知識は必ず求められます。

論理的思考力

論理的思考力とは、複雑な物事の関係を整理し、筋道を立てる能力です。
SIerの業務の企画の立案、要件定義、設計工程において、論理的思考力が必要とされます。

例えば、企画の立案の際に論理的思考力がないとクライアントの課題を特定することができず、システムを構築する際にクライアントのニーズに応えられない可能性があります。

SIerは大型の案件に携わることが多いため、論理的思考力の欠如で大きなトラブルを招く可能性があり、SIer業務において業務において論理的思考力は非常に重要と言えます。

マネジメントスキル

マネジメントスキルとは管理する能力であり、物事を管理、運営する能力を指します。
SIerはチームで幅広い業務を一貫して行いますが、そのなかでチームの管理、プロジェクトを円滑に進めるためのスケジュール管理はプロジェクトを成功に導くには非常に重要と言えます。

SIerの転職に役立つ資格

SIerで働く上で必ず必要な資格はありません。

しかし、ITスキルを証明する資格を持っていることで転職活動を有利に進められます。また、入社してからキャリアアップが有利になったり、企業によっては資格手当がもらえたりと資格は入社後も役立ちます。

そのため、SIerへの転職を目指す方は資格の習得がおすすめです。
ここではSIerへの転職に役立つ資格を3つ紹介します。

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験とは、IT業界において基本的なIT知識や技能を身につけることができる国家資格です。国家資格とは国が認定している資格で法律でも認められています。
国家資格は民間資格と比べ、価値や需要が高いです。

ITエンジニアの登竜門とも言われる資格なので習得すれば転職活動を効率よく行えるでしょう。
ただし、難易度も高く、合格には200時間の勉強が必要とされています。

ITパスポート試験

ITパスポート試験とは、ITを利活用するすべての社会人が備えておくべき、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。
ITパスポートは様々な業界で需要のある資格なので、他の業界と迷っている人でもおすすめです。

しかし、SIerに転職するのには専門的なスキルが必要なので、ITパスポート試験を資格のゴールにしないほうが良いでしょう。

マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)

MOSとは、Excel、Word、PowerPointなどマイクロソフトが提供するオフィス製品のスキルを証明できる資格です。オフィス製品は多くの企業で利用されているため、実用性が高く様々な業界で求められるスキルです。

また、MOSを習得することで効率的に業務を進めることができる証明ができ、信頼性が高まるでしょう。
MOSの資格習得に必要な学習時間は、パソコン経験のある方で40時間程度、経験のない方で80時間程度と初心者にはおすすめの資格です。

SIerに向いている人の特徴

SIerに向いている人の特徴は以下の通りです。

向いている人

  • コミュニケーションを取るのが得意 / 好きな人
  • 個人ワークよりもチームでの仕事が好きな人
  • さまざまな会社と連携しながら働きたい人
  • 長期的な計画を立てて実行できる人

SIerは、さまざまな業界の企業と関わり大規模なシステムを構築することができるのが大きな特徴といえます。人を巻き込んでシステムを作っていくので、やりがいや達成感も大きいでしょう。

その上で、大規模なシステムの構築には多くの要員が必要ですし、企業の課題を解決するにはヒアリングを何度も行う必要があります。そのため、チームや企業とのコミュニケーションは非常に重要です。

実際に、「業務の中でプログラミングスキルよりもコミュニケーションに苦戦した」と言うSIerの方もいます。
また、プロジェクトを円滑に進めるためには長期的な計画をし、計画通りに進める必要があります。

この特徴に該当する人はSIerに向いていると言えます。
しかし、企業によって求められる能力は異なるので、上記がすべてのSIerに当てはまるわけではありません。また、上記の特徴は先天的なものではなく、学ぶことで伸ばすことができるスキルです。

客観的に見て自分がSIerに向いているのか分からないという方は、転職エージェントに相談してみることをおすすめします。
アドバイザーがあなたの強みを引き出し、条件に合う企業を紹介してくれます。

未経験者におすすめの転職エージェント

ここでは未経験者におすすめの転職エージェントを2社紹介します。
以下は一覧表です。
より詳細な概要は次のセクションにて紹介します。

おすすめの転職エージェント

  • IT、Webエンジニアに特化した転職エージェント
  • 非公開求人や独占求人が豊富
  • 全国38箇所に拠点がありいつでも相談可能
  • 登録から最短1週間で面接可能

マイナビITエージェント

マイナビIT AGENTは、2023年オリコン顧客満足度の転職エージェント部門で、No.1を獲得した、IT・WEBエンジニアの転職に特化した転職エージェントです。

マイナビIT AGENTは、求人数が多いのが特徴です。非公開求人を取り扱うだけでなく、マイナビIT AGENTにしかない「独占求人」も多数存在します。非公開求人や独占求人は転職サイトや他エージェント利用者には知られていないため、ライバルが少なく通過率が高いことが特徴。豊富な選択肢の中から選びたいという方は、マイナビIT AGENTに登録することをおすすめします。

また、未経験者向けの求人勤務地が海外の求人を取り扱うなど求人の幅が広いことも特徴。別業界からの転職、海外勤務を希望される方でも企業を見つけられます。

公開求人数7,492件(非公開求人:3,686件)
料金無料
対応地域全国、海外
主なサービス・求人紹介
・応募書類の添削
・面接対策
・内定後、入社後も長期的にフォロー
運営会社株式会社マイナビ
公式サイトhttps://mynavi-agent.jp/it/

ワークポート

ワークポートは特にIT・WEB・ゲーム業界への転職に強い転職エージェントです。北海道から沖縄まで全国38箇所に拠点を構えています。

全国に拠点があるため、直接相談を行いたい場合いつでも対応することが可能です。エリアごとに特化した転職コンシェルジュが在籍しており、「地元企業の求人を中心に紹介してほしい」という方にはワークポートの利用をおすすめします。

また、ワークポートでは迅速な対応でスムーズに転職活動を進められると定評があります。アドバイザーがスピード感を持って対応してくれるため、早い人だと登録から1週間で面接に進むこともできます。転職活動には平均2ヶ月かかると言われているのでかなりスピーディーであると言えます。

また、ワークポートは未経験からの転職を強みにしています。未経験向けの求人も多数取り扱っている為、未経験者の方は、ワークポートを利用してみてはいかがでしょうか。

公開求人数9,343件
料金無料
対応地域全国
主なサービス・転職相談
・求人紹介
・書類作成
・面接対策
・条件交渉
・日程調整
・円満退社に向けたサポート
運営会社株式会社ワークポート
公式サイトhttps://www.workport.co.jp/

未経験の転職はエージェントを使ってみよう

ここまで未経験でSIerを目指す際に必要な知識や役立つ資格、向いている人の特徴やおすすめの転職エージェントを紹介しました。
SIerの業務はプログラミングを書くことだけではないので前職でのスキルが役立つ場合が多いです。

しかし、業務を進める上で専門的な知識も必要なので、転職活動をする際には資格を習得することがおすすめです。資格の習得は転職活動だけでなく、入社後のキャリアアップにも役立ちます。

また、転職エージェントを利用することでアドバイザーがあなたに合う企業を紹介してくれるので、転職成功率が高まるでしょう。
未経験では企業に関する情報を完全に理解することは難しく、自力の転職活動には限界があります。

未経験でSIerに転職を考えている人は本記事で紹介した転職エージェントを利用してみましょう。

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