- POSTED
- 2023年12月20日
- UPDATE
- 2024年1月19日
経理に向いている人とは?特徴6選と仕事内容、年間スケジュール
「転職先として経理を考えているけど、自分は本当に経理に向いているかな?」
「現職は経理として働いているけど、もしかしたら自分は向いていないのでは?」
この記事はこのような悩みに応える内容になっています!
経理は企業の財務や会計など、数値面での管理を担当する非常に重要なポジションです。
経理に向いている人には、特定の特徴やスキルが求められます。
ここでは、経理に向いている人の特徴を6つ紹介します。
目次
経理に向いている人の特徴
経理に向いている人の特徴6選
- 1. 正確さを重視する
- 2. 数字に苦手意識がない
- 3. 期限を守る責任感がある
- 4. 最低限のコミュニケーション能力
- 5. チームプレーができる
- 6. PC作業ができる
1. 正確さを重視する
経理業務はその性質上、ミスが許されない業務が多くあります。金額やデータの精度はビジネスにおいて極めて重要であり、徹底的な正確性が求められます。1円のズレが問題となる場合があります。データが他の部署や取引先と関連している場合、誤差は大きな影響を及ぼす可能性があるからです。経理担当者は細部にまで気配りを欠かさず、物事を徹底的に追求することが求められます。
2. 数字に苦手意識がない
経理職は、主に数字を取り扱う仕事です。数字に対する抵抗感や苦手意識がないことが重要です。任せられる仕事内容にもよりますが、数字に対して好奇心を持ち、論理的かつ冷静に分析できる能力が経理業務においては不可欠です。単なる計算だけでなく、数字から企業の健康状態や課題を読み取る力も求められます。
3. 期限を守る責任感がある
経理の業務には期限が付き物です。納期や決算期に向けての責任感が強い人材が、経理の仕事に向いているでしょう。期限を守り、スケジュール通りに業務を遂行できる能力は、業務の円滑な進行に直結します。責任感が強いことで、ミスの防止やスケジュール遵守が実現し、周りからも信頼されるようになります。
4. 最低限のコミュニケーション能力
経理職は基本的には1人で黙々と作業することが中心ですが、他部署や取引先と連絡・連携を取ることがしばしばあります。そのため円滑なコミュニケーションスキルが不可欠です。分かりやすく情報を伝え、円滑な関係を築くことができると、業務全体がスムーズに進みます。
5. チームプレーができる
経理部門は一般的には協力して業務を進めることが多いです。協調性を発揮し、他のメンバーとの連携が取れることが重要です。例えば、繁忙期には業務量が急増し、他のメンバーのサポートや柔軟な対応が必要なことがあります。経理職は自分の仕事だけでなく、全体の業務進行に寄与することが求められます。
6. PC作業ができる
経理業務においては、Excelや会計ソフトを使ったデータの管理や処理がよく行われます。経理になるとそういったソフトを使って業務をすることになるので、PCに対して苦手意識がないことが重要です。さらに必須ではないですが、もしExcelの高度な機能や関数、マクロなどを理解し、活用できると、経理職としてより評価されやすいでしょう。
経理に向いていない人の特徴
経理職は特定のスキルや性格が必要な職種であり、向いていない人もいます。以下は、経理に向いていないとされる主な特徴です。
経理に向いていない人の特徴
- 大雑把すぎる
- 数字が苦手
- 細かい作業が苦手
- 締め切り意識が低い
- コミュニケーション能力が低い
- チームプレーが苦手
- PC作業が苦手
そもそも経理とは【仕事内容と年間スケジュール】
経理は企業の財務・会計業務を担う職種です。具体的には、収支の記録や予算策定、税金手続きなどを行います。正確なデータ管理や、企業の財務状態を把握することが常に求められます。
経理の仕事内容
1. 日次業務
経理の日々の業務では、現預金の管理、入出金明細の確認、伝票入力などが主な作業となります。これには慎重かつ正確な作業が求められます。ミスがあると、企業の財務に大きな影響を及ぼす可能性があるため、細部にわたる注意が必要です。
2. 月次業務
月次業務では、請求書の発行・送付、月次決算書の作成、税金・社会保険料の納付などが行われます。これには日次業務の積み重ねが反映され、企業の財務状況を正確に把握するための重要なステップです。
3. 年次業務
年次業務では、決算書・法人税申告書の作成、年末調整、賞与計算などが含まれます。これは企業の年間の経営成績を振り返り、次の年の計画を立てる上で非常に重要なプロセスです。
年間スケジュール
経理の仕事は年間を通して様々な業務が行われます。以下に、一般的な経理の年間スケジュールを紹介します。
1-3月(年度末)
年度末では前年度の締めくくりとして、決算業務がピークに達します。年度末調整や法人税申告書の提出などが行われ、前年度の財務状況を正確に反映するための準備が進められます。
4-6月
新しい年度がスタートし、4-6月は新しい予算の作成や立案が行われます。これには前年度のデータをもとに、今後の事業計画や投資計画を策定するプロセスが含まれます。
7-9月
夏季に入り、7-9月は中間決算の時期です。新しい予算に基づき、中間の業績評価や必要に応じた調整が行われます。また、税務関連の業務も発生し、税務署への提出物の作成が行われます。
10-12月(年末)
年度末に近づくにつれ、再び決算業務が活発化します。前述の通り、年度末調整や法人税申告書の提出などが行われ、一年の仕事を締めくくります。同時に、新しい年の予算作成の準備も進められます。
未経験から経理に転職するには
経理職は専門性が高く、未経験からの転職は難しい傾向にあります。未経験から経理を目指す方は、以下のポイントを押さえておきましょう。
未経験から経理に転職するためのポイント
- 1. 資格を取る
- 2. 社内異動に挑戦してみる
- 3. 信頼できるアドバイザーに頼る
- 4. 求人条件は絞りすぎないようにする
- 5. 熱意・コミュニケーション力をアピール
- 6. 長い目で見て転職活動を進める
資格は、日商簿記の取得がおすすめです。1~3級がありますが、もしまだ何も取得していない場合はまず簿記3級の勉強を始めましょう。
勉強をする中で経理の仕事のイメージが少し掴めてきます。
ただし、簿記3級だけで転職は難しい場合があり、簿記2級の取得も考える必要があります。
応募する企業やそれまでの職歴にもよりますので、実際に求人に応募してみたり、信頼できるアドバイザーに相談してみることがおすすめです。
さらに、未経験であれば求人条件を絞り過ぎないことが大切です。経理は即戦力として実務経験が求められることが多いため、未経験だと採用が難しくなりやすいからです。
そのほか、未経験から経理に転職するポイントについては以下の記事にまとめましたので、ぜひご覧ください。
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